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八王子の商店街で「まちゼミ」-店主が講師に、専門店ならではの知識授ける

「まちゼミ」の企画に携わる高倉さん(左)と宮道さん(右)

「まちゼミ」の企画に携わる高倉さん(左)と宮道さん(右)

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 八王子・八幡町地域の商店で現在、一般に向けて専門店ならではの知識をレクチャーする無料講習会「得するまちのゼミナール」が行われている。

講座の内容を紹介するチラシも制作し受講を呼び掛ける

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 八幡町商店街が主催し、同会と隣接する商店街「八幡上町くらま会」に店を構える20店が参加する今回の催し。商店主やスタッフらが講師となり、専門的な知識や情報を無料で提供する「まちゼミ」の形式で、各店を会場に少人数制の授業を行っている。

 講座は7月23日から随時開いており、「きれい」「健康」「つくる」「まなぶ」の4つのジャンルの講座を用意。着物店「きもの にしわ」(八王子市八幡町)では浴衣の着方を、靴店「靴のマルタカ」(八幡町)では痛くならない靴の選び方や履き方を指導するなど、各店が特色を生かした授業を行う。「参加していただいた方に店のファンになっていただくの第一目標」と話すのは、企画に携わり、自らも今月30日以降、メガネとカラーをテーマにした講座を開く「タカクラメガネ」(八幡町)店主の高倉さん。

 「まちゼミ」は、愛知県岡崎市の商店街をきっかけに全国各地へと広がっており、都内でも青梅市などで行われている。「もともと岡崎市の布団店とつながりがあり、その方と話をしていく中で、『まちゼミ』というものがあると知った」と「丸吉優眠館」(八幡町)の宮道さん。これを受け、商店街として何かできないかと企画。昨秋には商店街の中に会場を用意して「まちゼミナール」と題したイベントを行ったが、店にいながら日頃の接客の延長のような形でできればと今回のスタイルを組み上げたという。

 買い手、売り手、世間の3つを満たす「三方良し」をコンセプトに据えており、今後は市内のほかの商店街も巻き込んで、さらに規模の大きな「まちゼミ」の開催も狙う。宮道さんは「繰り返しやっていくことが大事」としたうえで、「皆さんと縁をつくるという意味合いも大きいので、街のコミュニティーづくりの一つにもなれば」と意気込む。 

 講座の内容や開催日は「八幡町商店街」のホームページで確認できる。8月31日まで。

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