子どもたちがデパートの仕事体験-多摩センター三越で夏休みイベント

10時30分の開店時には大人の店員に交じって客を出迎え

10時30分の開店時には大人の店員に交じって客を出迎え

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 「多摩センター三越」を核テナントとしたショッピングセンター「ココリア多摩センター」(多摩市落合)で8月17日・18日、子どもたちがショップ店員の仕事を体験するイベント「ココリア多摩センターで働いてみよう!」が行われた。

制服に着替えた子ども店員が接客を担当

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 今回は多摩センター三越が主催。生花店「青山フラワーマーケット」やスターバックスコーヒー、ベーカリー「ジョアン」、ケーキ店「シェドゥーブル」、書店「丸善」など各テナントの協力の下、子どもたちがショップ店員となってプロの仕事を体験してもらおうと企画されたもの。開催は今回が初めて。

 参加したのは周辺地域に住む小学生。当日は開店1時間前に集合。エプロンなど制服を身に着けた後、あいさつの仕方である「同時礼」「分離礼」などビジネスマナーの基本も学んだ。フロア全体で行われる朝礼にも参加し、10時30分の開店の際には正面玄関に並んで客を出迎えるなど、子どもたちは一様に楽しそうに仕事をこなし、客も笑顔でそれに応えた。

 その後、子どもたちは自分の配属されたショップで仕事を体験。品出しや店頭での呼び込み、接客などショップ店員として1時間30分にわたって働いた。仕事ぶりを見ていた多摩センター三越店長の山田さんは、「明日からここで働いてもらいたいと思うような方もいた」としたうえで、「どんな仕事でも自分が楽しんでできれば上達への早道になる」とアドバイス。仕事が終わった後には、山田さんから子どもたちに感謝状や担当した各ショップから店の商品などが「給与」として手渡された。

 もともと日本橋三越などでも行われていたという職場体験イベント。「好評を頂いているので多摩センターでも同じようなことができないかと考えた」と同店営業推進マネジャーの遠藤さん。「一つでも参加するテナントが多ければ、お子さんも体験していただけるものが増えるので、ココリア多摩センターの皆さんにもお声掛けした」という。

 店頭やチラシで参加を呼び掛けたところ、30人の定員に対して200人以上から応募が寄せられるなど反響は大きかった。「非常に関心を持っていただけたと実感している」と遠藤さん。「こういう実際の場での社会体験はなかなかできないと思うので、お子さんたちの人生にプラスに働けば」と期待を込める。

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