JR高尾駅で6月25日から、ホームの電光掲示板などを使って七夕の願いを紹介しようと、広く利用客から願い事を募集している。
毎年、七夕の時期に合わせたイベントを行ってきた同駅。今年は七夕飾りに願いが書き込まれた短冊を掲示するのに加え、駅構内の電光掲示板も活用して願い事を紹介する。
駅北口自動精算機の横には、短冊と電光掲示板で流す願い事の専用応募用紙をそれぞれ用意。駅事務室前と、1・2番線橋上の自由通路に設ける「七夕特設コーナー」で、集めた短冊を随時飾り付けるほか、7月5日~7日の間は電光掲示板でも願い事を流す。
同駅担当者は「皆さまからの心温まる願い事を表示させていただく」と話す。短冊は七夕後に近隣の神社へ奉納する予定。
同駅初の試みとして、電光掲示板に卒業生を応援する駅員からのメッセージを流し、大きな話題を呼んでから3カ月。今回は駅として「地域に密着したサービス」を目指す中で、「お客さま参加型のイベントとして、再度電光掲示板を活用できないかと考えたのが七夕イベントの始まり」と担当者。
すでに短冊が200枚、電光掲示板向けに30件ほどの願い事が寄せられている。「多くのお客さまから願い事をちょうだいしており、微力ながら皆さまの願い事がかなうようお祈りしている」。
電光掲示板での表示は時間帯を分けて行う予定。「応募者多数でお断りする事はないと思う」とも。「ぜひ高尾駅の七夕イベントにご参加いただき、足をお運びいただければ」と呼び掛ける。
願い事の受け付けは、電光掲示板=7月4日、短冊=同10日まで。