高尾山ケーブルカー、車両を入れ替えへ-老朽化のため

現在運行している「高尾山ケーブルカー」

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 高尾登山鉄道(八王子市高尾町)は11月10日、同社が高尾山で運行するケーブルカーを一時運休し、新型車両に入れ替えると発表した。

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 ケーブルカーは1927(昭和2)年に開業。高尾山の麓にある「清滝」駅と高尾山の中腹にある「高尾山」駅の間を結び、総延長は約1キロメートル。現在、15分に1本の割合で運行し、2つの駅の間を約6分で行き来する。年間の利用者は約144万人。料金は、大人片道=470円、子ども片道=230円。

 現在、同路線を走る車両は1968(昭和43)年に日立製作所が製造した「あおば」と「もみじ」の2台。同社のケーブルカーとしては3代目に当たり、「これまでに約4,000万人が利用した」(同社担当者)というが、製造から40年が経過し、老朽化が進んでいることから、新型車両の導入に踏み切った。

 同社によると、新型車両は内装の一部や塗装は変更されるものの、現在の物とほぼ同型のものになるという。車両の入れ替えは12月8日~22日の間に行い、23日から新車両での運行を再開する予定。

 これに伴い、同社は入れ替えを行う12月8日~22日の間、ケーブルカーの運転を終日運休する。期間中、同社が高尾山の「山麓」駅と「山上」駅の間で運行する観光リフトを利用する。

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