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八王子で「変態端末オフ」-愛好者集い、メードが電波暗室の紹介も

持ち寄った変態端末でテーブルの上が埋め尽くされた

持ち寄った変態端末でテーブルの上が埋め尽くされた

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 企業、大学、市民団体などを対象とした多目的施設「エイビットスクエア」(八王子市南町)で11月22日、デジタルガジェット愛好者たちによる「八王子変態端末オフ」第2弾が行われた。

メード姿の椚座さんが電波暗室を紹介

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 「変態」と呼ばれる変わり種の携帯電話やスマートフォンなどの端末、デジタル機器をテーマとした同イベント。有志が主催し行われたもので、清涼菓子「フリスク」サイズのPHS端末「ストラップフォン」や卓上型PHS端末「イエデンワ」などを手掛ける八王子の通信機器メーカー「エイビット」(南町)本社内にある同施設で行われるのは今夏に続き2回目となる。

 当日はデジタルガジェットの愛好者が一堂に集まり、スマートフォンやスマートウオッチ、海外向けの携帯電話などから現在のauの前身となった日本移動通信(IDO)時代の「ショルダーフォン」など多種多様な端末を見せ合ったほか、雑誌「週刊アスキー」編集部のACCNさんによる「週アスPDA振り返り」などのセッションも実施。エイビットが今秋、社内に設置した特殊な実験室「電波暗室」も一般に公開され、愛好者が自らのガジェットの動作確認などを楽しんだ。

 女性も3人ほど参加し、山梨県から来たというゆきしろさんは、前回はユーストリームでその模様を楽しみ「ぜひ参加したいと思っていた」という。「初めて来て、電波暗室など興味深いものを見せていただけたので、とても楽しく過ごせた。ディープな方が集まったので安心感もあったし、また参加したい」と次回の開催を待ち望む。

 エイビット社内からも有志が参加。前回、女子高生の制服姿で登場した技術開発2部部長の椚座(くぬぎざ)さんは今回はメード服を着て登場し会場を沸かせた。「11月に当社社屋内に電波暗室が完成したこともあり、暗室を開放して、携帯端末を作る上で使っている試験設備を参加者にも体験していただいた」と椚座さん。「普通に体験会をやっても面白くないので、ネタとしてメードさんが案内してくれる『メイド電波暗室』にした。普段はなかなか入れない施設の中を体験していただけたと思うので喜んでいただけたのでは」と話す。

 当日、「私と変態端末」と題してトークを披露した2106bpmさんは「思っていたよりも濃い人たちが多かった」としたうえで、「マニアックな人が増えている」と参加者を評価。「変態端末と併せて使いたい優等生端末」などのセッションを手掛け、沖縄を中心に「携帯業界の王子」として活動するモバイルプリンスさんは「熱気がすごい」とした上で、「住んでいる街では一人ぼっちかもしれないけれど、そういう人が八王子という場所に集まった。変態端末というニッチすぎるものだが、どんどん好きな人たちで集まっていければ、元気も出るし盛り上がるはず」と期待を込める。

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