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八王子産米の純米吟醸酒「高尾の天狗」来年に向け準備進む 稲刈り終え仕込みへ

市内の畑で行われた稲刈りの様子

市内の畑で行われた稲刈りの様子

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 純米吟醸酒「高尾の天狗」の来年の販売に向けて9月中旬、八王子市高月地区で稲刈りを行われるなど仕込みに向けた準備が進んでいる。

稲刈りの後には、はぜかけの作業を行った

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 代表銘柄「信州舞姫」「翠露(すいろ)」で知られる舞姫(長野県諏訪市)が製造・販売する「高尾の天狗」。八王子在住の蔵主・西仲鎌司さんらが八王子のまちおこしのため、地元農家とタッグを組み作り上げているもので今春初めて出荷。今シーズンは2200本限定で販売した。

 市内の契約農園で酒造米「山田錦」「五百万石」と道の駅「八王子滝山」などでも販売している地元農家生産の食用米「キヌヒカリ」を育てており、9月19日に稲刈りを実施。市民にも協力を呼びかけたところ、「30人ほど集まっていただき、農業体験をしていただいた。はぜかけ(天日干し)まで無事に完了した」と西仲さん。「山田錦」「五百万石」は1,500キロ、「キヌヒカリ」は3,000キロの収穫を見込んでおり、10月中旬には等級検査まで進む予定だという。

 仕込みは年明け以降に始め、2月後半から3月初旬には販売を始め、販売本数は4合びん=2500本、一升びん=3000本と大幅に増やす予定。「今年は昨年の倍の作付けをしており、商品としては約3倍の量になる。一升びんは飲食店向けに発売予定で、ラベルも変えて年間の通年商品としたい」と西仲さん。「八王子でのイベントには参加できる案件は協力し、地産地消、造り手の見えるかに取り組んでいきたい」と意気込む。

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