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啓文堂書店が紀伊國屋書店グループ入り 京王が運営企業の全株式を譲渡

京王書籍販売は「啓文堂書店」を展開している

京王書籍販売は「啓文堂書店」を展開している

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 京王電鉄が6月30日、京王書籍販売(多摩市豊ヶ丘1)の全株式を紀伊國屋書店(新宿区)に譲渡する。

高幡店では隣接するタリーズコーヒーの店内で書店の本を読むことができる

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 「京王書籍販売」は1988(昭和63)年、京王電鉄が完全子会社として設立。1975(昭和50)年に京王エステート(現在の京王不動産)書店営業部が始めた「啓文堂書店」事業を継承し、現在まで同事業を展開してきた。

 啓文堂書店は京王線・井の頭線・相模原線などの沿線に20店舗を展開。八王子エリアには、京王線・高尾駅に隣接する京王高尾ビル(八王子市初沢町)内の「高尾店」や、京王高幡ショッピングセンター(日野市高幡)内の「高幡店」がある。

 京王電鉄と紀伊國屋書店は4月21日、株式譲渡契約を締結。紀伊國屋書店が京王書籍販売の全ての株式を取得することで、紀伊國屋書店グループの一員となることに合意した。称号や屋号は今後、順次変更する。

 京王電鉄の広報担当者は「50年間にわたって沿線価値向上に向け書店事業に尽力してきた。紀伊國屋書店と京王電鉄は啓文堂書店の発展と地域文化への貢献のためさらなる成長を目指し、2025年6月30日をもって京王書籍販売を紀伊國屋書店グループの一員として運営していくことに合意した」と説明する。

 「紀伊國屋書店の持つ経営資源やサービス基盤を生かすことで京王線沿線の価値を高め、これまで以上に地域の発展に貢献できるよう取り組む」とも。

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