
「ビールで乾杯!TOYODAビアフェス2025」が5月31日・6月1日、中央線・豊田駅南口の駅前ロータリーで行われる。
日野市のご当地ビール「TOYODA BEER(豊田ビール)」が2015(平成27)年に販売が始まったことをきっかけに始まり、2020年に終了したイベント「TOYODAクラフトビールまつり」を発展させ、2023年から行われている同イベント。「TOYODAクラフトビールまつり」から数えて今回で10回目。主催は地元・豊田エリアの地域活性化などに取り組む一般社団法人「トヨダ・エリアマネジメンツ」。
今回は豊田駅前のロータリーの車道を全面的に封鎖し歩行者天国にした上で、会場内にビールやフードなどの物販ブース、日野出身のミュージシャンらがライブを行うステージを設ける。
ビールエリアにはクラフトビールを手がける9社、「TOYODA BEER」など10ブランドが出店する。参加するのは「TOYODA BEER」製造を手がける石川酒造、「10ants Brewing(テンアンツ・ブリューイング)」と同ブランドのビール醸造サービス「GLaSS HOPPER BREW TEAM(グラスホッパーブリューチーム)」「Green Neighbors Hard Cider(グリーンネイバーズハードサイダー)」「Let's Beer Works」「ふたこビール」「HANEDA SKY BREWING(羽田スカイブリューイング)」「Shared Brewery(シェアード・ブルワリー)」「立飛麦酒醸造所」、6月1日は「イサナブルーイング」も出店する。
フードエリアには、「TOYODA BEER」の発信拠点となっているビアスタンド「Beer Stand Toyoda」(日野市豊田4)、ブリトーなどテキサス発祥のメキシコ風料理「テクスメクス」を専門としたフードトラックを運営しながら西八王子でテイクアウト販売の「テクスメクス」専門店を出店する「MUNCHIES(ムンチーズ)」(八王子市散田町4)のキッチンカーなど約20店が出店する。
ロータリーを歩行者天国にしてイベントを行うのは、2018(平成30)年以来という。今回は1日当たり1500人~2000人の集客を見込む。イベント運営を手がける増島清人さんは「本来、車が来るところを止めて、皆さんが座ることができる会場に変えてしまうので、非日常な感じでビールを飲んでいただければ」と話す。
豊田駅南口では大規模再開発が進められており、「日々の中でも街に新しい人がやってきたと感じている。このイベントに対してもいろいろな思いを持っている方がいらっしゃる。古くからの人と新たに来た人がお互い譲り合えたら」と増島さん。「『街ににぎわいを』をテーマにイベントを始めた。このイベントはまちづくりの側面も大きい。いろいろなことを試しながら効果的なことを継続できないかと今も模索している」とも。
開催時間は、5月31日=12時~20時、6月1日=10時~16時。雨天決行、荒天中止。6月1日は「トヨダ・エリアマネジメンツ」主催による、浅川の土手を走るランニングイベント「RUN&CHEERS Asakawa(ラン・アンド・チアーズ・浅川) 2025」を同時開催する。