JR八王子駅の駅ビル「八王子NOW(ナウ)」(八王子市旭町)と「そごう八王子店」が11月27日から、地元・八王子に焦点を当てたイベント「八王子フェスタ2009」を共同で行っている。
同フェスタを行うのは今回が初めて。八王子市芸術文化会館(いちょうホール、本町)で同日から始まった「ガスパール・カサド国際チェロコンクール in 八王子」の開催を受け、その関連事業として実施している。
そごう八王子店開店時のメンバーで、今年2月から同店店長を務める鈴木圭治さんは「久しぶりに八王子に戻ってきたら立川の方が元気になっていた。八王子は以前に比べると元気がなくなっているんじゃないかと感じた」という。これを受け、今年から同店では「地元八王子とともに頑張っていこう」と「WE LOVE HACHIOJI」キャンペーンを実施。今回、「その一環として地元のものを店内で紹介していこうということになった」(同店広報担当の吉田さん)という。
昨年3月にそごうがリニューアルを行って以降、八王子NOWと協同で事業を行う機会は増えている。「中央線120周年の時に記念スイーツを発売したり、『金沢物産展』の時、金沢の野菜を使ったメニューをレストラン街で作っていただいたりしている」と吉田さん。
テーマは「きっと、もっと、八王子が好きになる」。八王子から生まれたマフラーやストールなど、地元の特産品を集めた販売会や毎年2月に行われている「全関東八王子夢街道駅伝競走大会」の写真展などを行う。そのほか、12月1日からは「八王子のうまいもの大会」と題して、豆腐店「江戸路」(横山町)の「うぶなとうふ」(350円)など市内5店舗が参加して、スイーツや総菜などを販売する企画も。現在、そごう八王子店に出店している地元店も「HACHIOJI Special Food」と題したイベントに参加して限定品を用意する。
同コンクールの本選と表彰式が行われる12月5日・6日には、会場からの映像をインターネットを通じて中継する「パブリックビューイング」を1階・2階の特設会場で実施。当日は現在市内で行われているアートイベント「エントランス・ザ・カサド」の企画「まちなかライブ」の一環で、「チェロインストアライブ」も行われる。
「これからも八王子の街が元気になるように『八王子フェスタ』は続けていく」と吉田さん。イベントは12月6日まで。