![エコにこセンター内に設けられた「くるくるカレンダー」コーナー](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1295345496_photo.jpg)
多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンター(通称=エコにこセンター、多摩市唐木田2)は現在、未使用の割り箸を再活用する「割り箸プロジェクト」と、使わないカレンダーを集めて一般に配布する「くるくるカレンダー」に取り組んでいる。
同センターはNPO法人「東京・多摩リサイクル市民連邦」が運営する施設で、2002年4月にオープン。八王子市、多摩市、町田市のごみを共同処理する多摩清掃工場に隣接し、粗大ごみとして回収した家具などを清掃・修理し販売するほか、リサイクルに関する講座の開催や図書の閲覧なども行っている。
割り箸プロジェクトは昨年12月中旬から実験的に行っているもの。保存したままで未使用の割り箸などを一般から集め、それを炭にして再利用を目指す。「今のところ30人くらいから持ってきていただいている」と同センター長の江尻さん。これまでに集まったのは小さな段ボール1つ分ほど。「中には直径10センチくらいの束で持ち込む人も」
八王子市、多摩市、町田市の市民が対象。割り箸は外袋やようじなどを事前に取り外し、同センターに持ち込む。3月初めに炭焼きを行い、その結果を見て炭の利用方法を決める予定。「思ったよりも竹でできたものを持ち込まれる人が多く、炭にした後、水の中に入れて使うこともできるかも」と江尻さん。受付は2月27日まで。
くるくるカレンダーは使わない2011年のカレンダーを集め、必要な人に配布するもので今年で3年目。「もともと市民の声から生まれた企画」と江尻さん。カレンダーの収集は昨年末から行っており、今月16日に同センター内に配布のためのコーナーを置いた。「今年はカレンダーがなかなか集まらなかったが、コーナーを置いたところすぐにお持ちいただいている」。不要カレンダーの収集は今月末まで実施。配布はカレンダーがなくなり次第終了する。
開館時間は10時~17時。月曜休館。