「萌え寺」として知られる松栄山了法寺(八王子市日吉町)が5月25日、同寺公式ホームページ上でネットラジオの配信を始める。
同寺は1489年に開山。「八王子七福神」の一つである新護弁財天を祭る日蓮宗の寺で、イラストレーターのとろ美さんが描いた「萌え看板」を境内に設置して以降、「萌え寺」として国内外のメディアで紹介されるようになった。
同寺の企画に関わる八福(元本郷町1)の三井一仁社長らが中心となって、1年ほど前から準備が進められてきた同寺のネットラジオ。今回、同寺ホームページのリニューアルと併せて配信を始めることになり、4月末に同社でパイロット版の収録が行われた。
同寺の「とろ弁天」と、福をささげる女神「吉祥天」を祭る吉祥院(長房町)の協力を得て誕生したオリジナルキャラクター・吉祥天みさの2人による「女の子神様ユニット」が番組のコンセプト。パイロット版には「とろ弁天と吉祥天みさのみんなで永眠!了法寺ラジオ」のタイトルが名付けられた。「とろ弁天」のとろ美さんと「吉祥天みさ」のきこうでんみささんの2人が番組を進行するほか、同寺の中里住職によるトークコーナーも設ける。
当日は約2時間かけて収録が行われ、フリートークやリスナーからのメールを紹介するコーナーなど約40分の番組にまとまった。配信を前に東京流通センター(大田区)で今月3日に行われた同人イベント「M3」の場でCDの形で配布。「ラジオでは皆さまと仏教の架け橋になれるように頑張る」ととろ美さん。「皆さまのお悩みやご相談などどんどん参加してほしい。楽しく明るく面白くお答えさせていただく」
初回はパイロット版を配信。以降、毎月第2・第4水曜日に新しい番組を配信していく予定。