![昨年の「八王子繊維ファッション総合展」(写真提供:そごう八王子店)](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1220500333_photo.jpg)
そごう八王子店(八王子市旭町1)8階特設会場で9月3日から、地元・八王子の織物や製品を展示・販売する「八王子繊維ファッション総合展」が始まった。主催は八王子織物工業組合。
八王子は400年以上にわたって伝わる織物「八王子織物」を中心に染色や縫製などの繊維関連産業が集まる「繊維総合産地」。同展は、そうした八王子にある繊維関連の企業や学校、大学などが協力して行うもので、今回で26回目。そごう八王子店で開かれるのは今回で2回目だが、同店の広報担当者によると、「八王子の顔でもある駅ビルでの開催の方がアピールできる」ことから同店での開催が決まったという。昨年は1万人が来場した。
同展ではお召織や紬織などの多摩織の展示に加え、八王子生まれのネクタイブランド「マルベリーシティ」がネクタイの新柄発表を予定する。手織りで織物を作る実演や体験会も行うほか、捺染(なつぞめ)実演の場では来場者へのTシャツプレゼントが行われる予定。このほか、NPO法人八王子服飾センターが「体型に合う服作り」と題してジャージー洋裁を展示するほか、多摩美術大学と東京造形大学の学生によるコラボレーション作品の展示会も行う。また、新たな試みとして販売も行う。
開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。入場無料。9月8日まで。