八王子経済新聞

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八王子のコーヒースタンドで「ポートレート100人斬り」展 中間報告で前半50人分展示

来店客と談笑する橋本さん(最左)

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 フォトグラファーの橋本永美子さんによる作品展「ポートレート100人斬り中間報告」が9月15日、八王子駅南口近くのコーヒースタンド「coffee ritmos(コーヒー・リトモス)」(八王子市子安町4)で始まった。

写真は額装せずプリントのまま壁に飾り付けている

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 2017(平成29)年からフリーランスのフォトグラファーとして活動を始めた橋本さんの初めての作品展となる同展。今春から立ち上げたポートレート写真を100人撮影するプロジェクトの一区切りとして、前半の50人分を展示している。

 「方向性に迷っていた時期があり、自分の色のようなものを見つけたくて100人撮り続けてみようと思った」と橋本さん。一般募集した人たちを被写体とし、既に70人を超える人の姿を撮影してきたという。「事前にメッセンジャーでやり取りして、場所や服装などを決めて撮る場合もあれば、私のインスピレーションで提案することもある」。今回は、アーティスト活動をしながら、同店店主・吉川強さんからの誘いもあり作品展を企画。「私なんかができるのかなと思っていたが、作品もたまってきたので、この機会にやってみようと思った」と話す。

 吉川さんからのアドバイスもあり、作品はあえて額装せず、プリントをそのまま壁に貼り付ける形で展示している。「インスピレーションを基に床に並べてレイアウトを考えた。店に来た方が一目見てハッと驚くような形にしたかった」と橋本さん。「普段、展示を見ることがないような方など、いろいろな方に見ていただきたい。駅前なので、コーヒーを飲みがてら気軽に写真を楽しんでもらえれば」。年内中に全ての撮影を終え、作品集の編集や新たな作品展につなげたいという。

 「撮り続けていく中で、どうしても出てくる自分のクセのようなものを打破したいという気持ちもある。残りの25人で自分の世界観のバリエーションを広げられたらいい」と橋本さん。今回の展示ではコラージュのような形を取ったが、「次の作品展では一人一人の名前とプロフィールと合わせて飾りたい」と意気込む。

 同店で写真展を行うのは今回が初めて。「同業の写真家の方や被写体となった方など多くの方に来ていただいている」と吉川さん。「みんな人が写っている写真が好き。一人一人興味を示して見てくれる。知らない人でも楽しんでいただけるようになっているので、今後、写真展を行うとしたらポートレートは良いかも」と話す。

 開催時間は12時~21時。会期は今月21日まで。

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