![先輩が新入生にヘアメークを施して行われる「学生ヘアショー」](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1341310739_photo.jpg)
山野美容芸術短期大学(八王子市鑓水)で7月8日、新入生をモデルに2年生がヘアメークを施して披露する「学生ヘアショー」が行われる。
同大は日本初の美容師養成短期大学として1992年、山野学苑(渋谷区)を母体に開学。美容デザイン専攻など4つの専攻を設ける。今回はオープンキャンパスのスペシャルイベントとして開催。ヘアメークだけでなく、衣装、舞台上でのウオーキングなどのステージングも学生自ら手掛ける。
「学校によっては決められた基礎技術を滞りなくやることが好まれ、良くも悪くも先生の指導を忠実に再現するということも多い」と入試・広報課の松崎さん。今回のショーについては、「学生の自主性を尊重し、全て自分たちで作り上げるステージ」と紹介する。
同大生による10チームがショーに挑戦。「今まであった既存のものを新しくする、一掃したい」「見慣れたものを壊したい」と、「mode break」をテーマに据えた。
学生たちは放課後や休日を使って作品作りを進めており、1~2週間ごとに発表会を行うなどして質を高めるための努力を続けている。練習の際には、ステージ上でのアクションのほか、構成やスポットライトの調整などについても確認し、現在は当日に向けて理想的な形になるまで改善を図ろうと、練習回数も増やして準備を進めているという。
衣装面については学生自ら手掛けるもののほか、ファッションデザイナーなどを養成する服飾学校・エスモード(渋谷区)とのコラボも実現。「本学の教員がエスモードと関わりがあり、プロの現場で活躍する衣装を借りられることになった」と松崎さん。登場する衣装はエスモードの学生が制作したもので、実際にプロのヘアメーキャップアーティストが活躍するショーで使われたもの。「ステージの構成によって、自分たちで作った衣装だたり、あるステージではエスモードの衣装が活躍する」と話す。
「美容が好きな学生にとって、ヘアショーは重要な活動」と松崎さん。当日来場する高校生には、「(ステージを見ることで)美容学校で頑張る1年後の自分を想像してほしい」と期待を込める。
会場は記念講義棟内の「山野愛子メモリアルホール」。開催時間は14時~14時50分。事前の申し込みは不要。無料。