
八高線・北八王子駅から徒歩8分ほどの国道20号沿いに6月1日、大型喫茶店「高倉町珈琲」(八王子市高倉町、TEL 042-649-2358)がオープンした。
「元気な食卓」(高倉町)が経営する同店。2011年にオープンしたレストラン「元気な食卓 八王子高倉町店」(同)と同じ敷地内に今回、新たに喫茶店を開いた。「八王子は外食の歴史が長く、お客さまも外食に親しんでいて成熟している」と同社取締役営業本部長の狩野さん。「私たちはあえてコーヒーショップと呼んでいるが、安さや利便性だけでなく、大人の方もゆっくりと楽しめる店を作りたかった」と話す。
もともと和食レストランだった建物を改装。禁煙席、喫煙席合わせて90席を店内に設けるほか、ペットとともに入れるテラス席12席を用意。テーブルや椅子、ソファなどの調度品にもこだわり、落ち着いた雰囲気に仕上げた。50~60代の主婦層の利用も多く、「お客さまから『ザワザワしていない』『居心地がいい』などの声を頂いている」と狩野さん。
「高倉町ブレンドコーヒー」(400円)をはじめとしたドリンクメニューのほか、パンケーキやパスタ、サンドイッチなどの軽食メニューも展開。コーヒーは豆の段階から選び抜き、抽出やドリップの方法などについても研究したほか、パンケーキもオーダーが入る度に調味液とメレンゲを合わせることでフワッとした食感を保つよう工夫する。「今のお客さまは安ければいいという店では満足しない。チェーン店では手が出せないような、やりにくいことをやっていくことでアピールしていきたい」という。
7時~11時の間はモーニングサービスを実施し、コーヒーに厚切りトーストなどを無料で付けている。11時からは「昔なつかし昭和のナポリタン」(780円)をはじめとしたパスタなどの食事メニューも提供。パスタなどにコーヒーやミニサラダを付けた「お食事セット」やパンケーキなどを付けた「スイーツセット」も用意する。
同じ敷地内にレストランと喫茶店の両方を展開する同社。「分けることで専門化ができる」と狩野さん。「レストランはハンバーグなど重めのもの、こちらはドリンクと軽食という軽めのもの。2つの店を組み合わせていくことで相乗効果が出る」と狩野さん。「この店と同じものを100店作りたいとは考えていない。お客さまがまた外食に行きたいと思っていただける店を作りたい」と意気込む。
営業時間は7時~23時。