地元商店街と近隣の大学に通う学生らによるイベント「キャンぱちフェス」が8月1日から3日間、開催される。主催事務局では現在、「大学コンソーシアム八王子」に加盟する学生を対象に同フェスの出店者とスタッフを募集している。
多摩地区最大の山車(だし)まつり「八王子まつり」の開催に合わせて行われる同イベント。学生にもっと「八王子まつり」に来てもらおうと、地元の商店会・八日町商店街振興組合が主催し、昨年初めて開催された。
2回目となる今回は「コミュニティ再生」をテーマに、多摩信用金庫「八王子中央支店」の店舗跡地(八王子市八日町)で開く。学生による出店のほか、子ども向けの物づくり体験スペース、大学による環境保全の取り組みの紹介、東日本大震災の被災地支援ブースなども設けてイベントを盛り上げる予定。
3日間で60万人ほどが訪れる「八王子まつり」。プロデューサーを務める東京工科大学講師の吉岡英樹さんは「トイレや休憩所があまり設置されていないことから、困っている人も多く見受ける。そこで、『祭りのオアシス』となる空間を作ろうという話になった」と話す。
「他人に思いやりを持って接することは、自分を成長させることになる。『ありがとう』をもらうことで自信がつき、自分が元気になる」と吉岡さん。「ボランティアをすることで、自分を成長させたいと思う方、ぜひ一緒に八王子まつりを楽しみながら、おもてなしをしましょう」と広く学生に参加を呼び掛ける。
現在、「大学コンソーシアム八王子」に加盟する大学・大学院の学生を対象に、出店者とボランティアを募集している。飲食出店者は7月15日、物販出店者は同20日、ボランティアは同25日まで受け付けている。申し込み・問い合わせは「キャンぱちフェス」ホームページで確認できる。