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東京八王子トレインズ、JPBL3部参入決定 2部入りの願いかなわず

記者会見に望む和田GM

記者会見に望む和田GM

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 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)が8月29日、2016年秋に開幕する男子プロバスケットボール新リーグ1~3部の階層分けを発表し、八王子をホームとする「東京八王子トレインズ」の3部リーグ参入が決まった。

監督、選手らもJPBLによる会見の様子を見守った

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 2015年度から男子バスケットボールの国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟し、バスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指して活動を行っている同チーム。2016年秋シーズンからのリーグが1本化されるのに伴い、その去就が注目されていた。

 階層分けは、7月30日に先行発表されていたが、同チームを含む25チームについては未決定の状態だった。この日の記者会見の様子はネット中継され、同チームでは「八王子エルシィ」(八日町)を会場にパブリックビューイングを実施。チームメンバーやファンらが集まり発表を固唾(かたず)を飲んで見守った。

 チームの3部入りが発表されると会場からは落胆の声が上がった。大河正明JPBL理事は「まだリーグ戦に一度も参入していないクラブからの申し込みの中から地元や行政の支援、メーンスポンサーの状況などを総合的に判断した。そういった選考の過程で八王子は3部に回ることになった」と話す。

 今回の結果について、選手として参加しながらGMを務める和田尚之さんは「期待させてしまって申し訳ない。3部から2部に上がるには経営基盤などの支援が明確になることが必要になるかと思う。ここは真摯(しんし)に受け止めて、今後のトレインズをどうしていくかを考えていきたい。今季戦う相手は2部に入るチームが多いので、選手と一緒になってやっていきたい」と意気込みを見せた。

 JPBLでは、プロリーグを1部=ホームアリーナの入場可能数5,000人、年間試合数の8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保、年間売り上げ2.5億円、2部=ホームアリーナの入場可能数3,000人、年間試合数の原則8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保、年間売り上げ1億円という条件を設けて階層分け。アマチュアチームは3部に所属するとしている。同チームでは2部入りを目指して、公式ファンクラブ「TRAINS FAMILY(トレインズファミリー)」へのファン勧誘など積極的な活動を進めていた。

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