明治ホールディングスは4月13日、同社の事業子会社である明治(江東区)の新研究所を八王子市七国に建設すると発表した。
神奈川県小田原市の研究所が持つ乳・乳製品の研究機能と、埼玉県鶴ヶ島市の研究所の菓子研究機能を統合する目的で設ける新研究所。約4万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万3000平方メートルの建物を建てる計画で、投資額は約165億円。
本年度で明治グループが創業100周年を迎えることを受け研究開発機能の統合を決めた。今後は同社のイノベーションを担う中核拠点として位置付け、「世界市場を視野に入れた商品価値を創造・実現し、世界の食品業界の中でも優位性・影響力を有する研究所を目指していく」と説明する。
土地は2014年に取得済みで、「既に看板も立っていると話を聞いている」と同社広報担当者。計画では、6月に工事を始め、2017年10月に新研究所完成、2018年3月までに研究機能の統合作業を終える予定。