八王子・恩方エリアをテーマとしたイベント「オンガタマルシェ」が11月10日、都道521号線(陣馬街道)・小田野交差点近くの特設会場で行われる。
6月に開催されて以来、今回で2回目となる同イベント。元木橋近くの私有地を使って行わるもので、雑貨から飲食まで恩方エリア周辺に店を構える幅広い店舗などがブース出展するほか、ライブなどのステージイベント、飼育キットの入門編としてエビと水草が入ったボトルを小学生以下の子どもたち先着50人を対象に進呈する催しなども行う。出展数は合わせて34。
飲食店としては、自家製の天然酵母パンなどを扱うグルヌイユ(八王子市下恩方町)、地元の寿司店・初兵衛寿し(西寺方町)、ビールの醸造を行っている高尾ビール(下恩方町)などに加え、コーヒースタンド「LAMP COFFEE」(子安町1)、アジアンバル「Soi J(ソイ・ジェイ)」(中町)など八王子の中心市街地からも出展。スペシャルティコーヒーを提供する出張型のコーヒースタンド「ONE DAY COFFEE STAND」を始め恩方地域以外の店も登場し盛り上げる。
オーダー家具製作などを手掛ける「WALDEN」(中野上町1)などはワークショップを行うほか、物販・PRブースでは、高尾ビールで使われているホップも手掛ける農家の「さかもとファーム」や高尾きくらげ(小門町)などが物販を展開。産前産後のケアを手掛ける「ともこさんち」(散田町4)は授乳室を提供するほか、消防設備を扱う和智防災(下恩方町)や自動車整備などを手掛けるタナカモータース(下恩方町)など地域に根差してビジネスを行っている企業や地元の消防団なども出展し、日頃の活動をPRする。
前回は見込んでいた5倍以上の集客があり好評だった。企画から携わるCREAP(西寺方町)の門脇大輔さんは「うれしいとかうれしくないとかそういうレベルではなく、僕自身忙しくて見られなかったほど。必死だった」と振り返る。「さかもとファーム」の坂本崇さんも「出店者からも良い意味で忙しかったという声をいただいた」と話す。
今回のイベントについて、「多種多様な出展者が見どころ。かゆいところに手が届き、来ていただいた方が笑顔になれて、驚きもあるようなものになっている」と坂本さん。門脇さんも「みんながみんな面白い」とした上で、「今回、出展される方は自ら提案もしていただける積極的な方ばかり。考え方や物の見方がある程度、一緒の人たちとやっていくことで継続につながると思う。お孫さんを連れて地元にいる家族と楽しんでもらえるようなイベントにしたいと思っているし、遠方の方には高尾に来たついでに恩方に寄っていただいて、地元の店を知ってもらえたらうれしい」と意気込む。
開催時間は9時~15時。小雨決行。