学生による映像作品などを上映する「インディペンデント映画祭」が12月22日、西東京バス・浅川橋バス停から徒歩5分の場所にある「つくるのいえ」(八王子市中野上町1)で行われる。
今回初めて行われる同イベント。第1部は「オニキスが触れた夜」と題して、多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース4年の「阿智(あち)」さんが司会を務め、視覚文化評論家の塚田優さんをゲストに迎えて実施。阿智さんがセレクトしたという同大生の映像作品や彫刻と映像のコラボ作品などを紹介する。
「どの作品も力作ぞろいで、全作品見どころ」と阿智さん。中でも、油原和記さんの作品は全天球に描かれた「VRアニメーション」となっており、「先駆的な技法表現がある作品」と評価する。「当日は作家も在廊しているので、イベント終了後の懇親会では、お客さまと交流できることを楽しみにしている。『つくるのいえ』と若手映像作家の作品の化学反応を楽しんでいただけたら」とも。
第2部は「YouTuber中野智行クリスマススペシャル ~中野に触れる夜~」として、地元で洋品店「イツミヤ」(八幡町)を営み、店のユーチューブチャンネルにさまざまな作品を投稿している中野智行さんにフォーカスする。
地元の飲食店に出向き食事をする動画作品「八王子グルメ」シリーズなどで話題となっている中野さん。「つくるのいえ」のプロジェクトに携わる奥田染工場(中野上町1)の奥田博伸社長は「中野さんの動画がすごいことを、実際に動画を確認しながら話したい。それを聞きたい人もいるだろうと思って企画した」と話す。当日は「中野さんファンに向けて」と称して、11月に通称「ジョジョ立ち」と呼ばれるポーズで撮影された七五三の家族写真が話題となった写真店「桃屋美術」(八幡町)で撮影された中野さんのブロマイド写真も販売するという。
今回のイベントについて、「たまたま八幡町へ行ったときに、町のことに協力している学生と出会い、話を聞いているうちに協力できることがあったらと思ったのがきっかけ。同じ映像表現でも、前半と後半でずいぶん色が変わったものになると思う。八王子にいる若い才能への応援と、肌着屋・中野さんの才能にぜひ出会ってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、第1部=18時~20時、第2部=20時~21時。入場料は、大人=2,000円、学生=1,000円、小学生以下無料。要事前予約。フェイスブックページやメールで受け付けている。