エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で8月11日から開催されている「IFSCクライミング世界選手権八王子2019」を盛り上げようと、さまざまな施策が行われている。
今月11日~21日の11日間にわたって行われる同大会。日本山岳・スポーツクライミング協会が主催するもので、世界選手権が国内で行われるのは今回が初めて。「ボルダリング」「リード」「スピード」の3種目に加え、3つを組み合わせた「コンバインド(複合)」の4種目を行う。
2020年の東京オリンピックでは、スポーツクライミングの「複合」が追加競技として選ばれており、同大会では男女7人ずつ、14人が出場資格を得る。
同大会の開催に合わせ、市では八王子の魅力を世界に伝えようと「八王子」「クライミング」「日本らしさ」をイメージしたデザインを施した手染めの風呂敷を選手に進呈。大会来場者には同デザインの扇子を進呈する。そのほか、13日~15日には山野美容芸術短期大学(鑓水)の協力を得て、大会会場内に浴衣の着付けコーナーを展開し、選手に日本の夏の文化を体験してもらう機会も設ける。
中心市街地では10日から、食べ歩きイベント「クライミング選手権八王子大会開催記念 ナツバル -NATSUBAL-」が開催されている。毎秋に行われている食べ歩きながら八王子の街を巡るイベント「バルベリー八王子」の夏版として開催するもので、今回は飲食店57店が参加。チケットは1冊3枚つづりになっており、1ドリンクと1フードを参加する3店で楽しむことができる。試合に参加する選手にはこのチケットを進呈するという。
イベントを手掛ける「バルベリー実行委員会」の広報担当者は、「今夏開催の『バルベリー八王子』は、クライミング世界選手権開催記念。参加店が限られた予算の中で努力と工夫を凝らしたメニューを作り、自店のPRをしながら参加者をおもてなしするイベント」と説明する。「参加者の皆さんは、数ある参加店の中からお気に入りの店を探し出してほしい。必ず何店舗か見つかるはず」と話し、「選手に会えるかも」とアピールする。
参加店は「バルベリー八王子」のホームページで紹介している。チケットは2,400円。今月21日まで。