東京都が1月20日から、八王子を含む多摩地域の宿泊施設の客室をサテライトオフィスとして提供する事業を始めた。
今月8日から2月7日までを「テレワーク緊急強化月間」とする都。事業者には週3日・社員の6割以上のテレワーク実施や出勤が必要な場合でも、ローテーション勤務や時差出勤などを推進することで、出勤者数の7割削減を目指している。
今回は都がホテルなどの客室を借り上げ、テレワークの場として使ってもらう。期間は今月20日~3月20日。対象は個人事業主を含む都内在住・在勤で、企業などで働いている人としている。
今月20日~2月18日の間、広域八王子圏では、R&Bホテル八王子(八王子市明神町2)と京王プラザホテル多摩(多摩市落合)の2施設が客室を提供する。各ホテルで予約を受け付け、R&Bホテル八王子では利用当日の9時、京王プラザホテル多摩は利用前日の23時59分までに申し込むよう呼び掛けている。
2月19日以降は京王プラザホテル八王子(八王子市旭町)、複合型宿泊研修施設「LINK FOREST(リンクフォレスト)」(多摩市鶴牧3)がそれぞれ利用できる。
申し込みは1日単位で、1施設当たり1日20室を用意。利用可能時間は原則9時~19時。利用の際は勤務先がサテライトオフィスでの勤務を認めることを示す「利用同意書」と、都内在住者は運転免許証など、在勤者は社員証などともに勤務先の住所がわかる名刺などを持参する必要がある。
料金は1日1室500円。