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多摩市、40年前のタイムカプセル開封へ 市制50周年受け、当時の子どもたち探す

永山児童館(左上)、愛宕児童館(右上)、豊ヶ丘児童館(左下)、連光寺児童館(右下)のそれぞれがタイムカプセルに入れた品(写真提供=多摩市)

永山児童館(左上)、愛宕児童館(右上)、豊ヶ丘児童館(左下)、連光寺児童館(右下)のそれぞれがタイムカプセルに入れた品(写真提供=多摩市)

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 多摩市が現在、40年前のタイムカプセルを掘り起こすため、思い出の品を入れた当時の子どもたちを探している。

1981年11月3日に行われた式典でタイムカプセルを埋めた

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 タイムカプセルは市制10周年を記念して、1981(昭和56)年11月3日に永山北公園(多摩市永山)で行われた「タイムカプセルの杜(もり)記念式典」の際に埋められたもの。

 市は今年、市制50周年を迎えるのを受け、当時のタイムカプセルを掘り起こし開封した上で、同じ場所に新たなタイムカプセルを埋める事業を進めている。今回、収納品を持ち主に返却するため、現在41歳~52歳前後になる当時の子どもたちや関係者に名乗り出るよう呼び掛けを始めた。

 1981年に埋めたタイムカプセルには、豊ヶ丘児童館、一ノ宮児童館、愛宕児童館、東寺方児童館、連光寺児童館、永山児童館の6つの児童館から、78人の子どもたちの品が収納されているという。

 各児童館の収納品は以下の通り。豊ヶ丘児童館=1981年7月28日~30日、8月4日~6日に行われたキャンプの感想文集とアルバム。一ノ宮児童館=当時の児童館だよりと記録写真や素焼きの手形版。愛宕児童館=けん玉と同館のけん玉活動を記録した8ミリ映画など。東寺方児童館=「木の実のブローチづくり」の写真集や作品。連光寺児童館=同館で作られたビーズや折り紙の作品など。永山児童館=キャンプの際の写真や、竹を編んで作る「めかご」。

 市企画政策部企画課の担当者は「既に4、5件問い合わせを頂いている」とし、「心当たりがある人は当課まで電話で連絡してほしい」と呼び掛ける。

 イベントは11月3日に行う予定。新たに埋めるタイムカプセルについては、30年後に掘り起こす計画を立てている。タイムカプセルの埋設場所を示す標柱も作ることにしており、企業に協賛を呼び掛けている。協賛金は1口5万円。

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