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長野県産朝採れ野菜を八王子で販売 JR東、列車を使った輸送の実証実験始める

長野県産朝採れ野菜を販売する「やまたまや」

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 JR東日本が9月14日、長野県で収穫された農産物をその日のうちに八王子駅構内の「やまたまや」で販売する農産物輸送の実証実験を始めた。

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 同社は今春、長野県の中央線・辰野駅に集荷場となる「JRE農業ステーション辰野駅」を整備した。今回はその日の朝に収穫した農産品を同ステーションで集荷し、辰野駅から岡谷駅間は在来線、岡谷駅から八王子駅間は「特急あずさ」に積み替えて運び、「やまたまや」で販売する実証実験を行う。

 「JRE農業ステーション辰野駅」は提携する農業総合研究所(和歌山県和歌山市)が運営。生産者の出荷の利便性を高めることに加え、駅の地域コミュニティーの拠点化も図っている。「やまたまや」は2014(平成26)年8月に開業。八王子駅の切符売り場横に展開し、山梨・多摩エリアの特産品をメインに扱う。

 当面はブロッコリーなどの朝採れ野菜を運ぶことにしており、店頭では「朝どれブロッコリー」(250円)などとして販売する。輸送に当たっては発泡スチロールに氷を詰めて出荷するなど工夫するという。

 JR東日本八王子支社が2月・4月・6月に山梨県で採れた果物などを特急列車を使って運び、それをその日のうちに「やまたまや」で販売するなど列車を使った農産物輸送のトライアルを進めている。同社は「鮮度の高い農産品を選定しその日に運ぶ。本来生産地の近隣でしか手に入らない、鮮度が高く魅力ある農産物をお客さまに提供する」と説明する。

 11月30日までの祝日を除く火曜・木曜に実施。販売時間については、「列車到着後、準備でき次第」としており、10月11日までは14時ごろ、以降は16時30分ごろを見込む。

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