八王子市内で現在、リアル宝探しイベント「桑都謎解き物語『不思議な声が導く宝』」が行われている。
解くべき謎が書かれている「不思議な声が導く宝」のパンフレット
八王子市が主催し、体験型コンテンツ「リアル宝探し」を手掛けるタカラッシュ(江東区)が企画・制作する同イベント。2020年6月に高尾山を題材にした地域型ストーリーが「日本遺産」に認定されたことを受け、その構成文化財やスポットを巡り、市内に隠された宝箱を探し出す。
現在は南大沢・滝山の2エリアでイベントを行う。2月4日からは高尾エリアを対象としたイベントも始める。難易度は南大沢が初級、滝山が中級、高尾が上級と位置づけており、初級から順に解くように勧めている。
市内各所のほか専用サイトで各エリアの謎が書かれたパンフレットを配布している。冊子で指示された場所に向かい謎を解いて宝箱を探し、宝箱に書かれているキーワードを専用サイトで報告する。キーワードが正しければエンディングストーリーを読むことができる。各エリアをクリアするごとに八王子ゆかりの景品が当たる抽選に応募することができる。
同イベントの開催に合わせ、「八王子の3大麺」と位置付ける「八王子ラーメン」「八王子ナポリタン」「高尾山とろろそば」の写真を投稿してもらう「八王子市みんなの発見投稿」などの企画も展開している。景品の応募や「八王子市みんなの発見投稿」への投稿にはタカラッシュが運営するサイト「ハンターズヴィレッジ」への会員登録が必要。
コロナ禍の中でのイベント開催となったが、そのほかのイベントの今後の見通しにについて、石森孝志八王子市長は「今、新年度の予算編成を進めているが、例年行っているイベントについては全て実施する方向で予算付けをしている。今後のコロナの状況次第にはなるが、ここまで大きなイベントが2年続けて中止となってしまったこともあるので、新年度に関してはできるだけ実施する方向で進めていければ」と話す。
イベント参加にはスマートフォンが必要。参加無料。2月28日まで。