2022年の幕開けを受けて現在、新春の恒例行事「八王子七福神めぐり」が行われている。

「八王子七福神めぐり」のチラシ

　八王子駅や西八王子駅周辺にある寺院を巡り、御朱印を集める「八王子七福神めぐり」。昨年、40周年を迎えた。八王子では、毘沙門天（びしゃもんてん）、恵比寿天（えびすてん）、寿老尊（じゅろうそん）、福禄寿（ふくろくじゅ）、布袋尊（ほていそん）、新護弁財天（しんごべんざいてん）、走大黒天（はしりだいこくてん）、八王子と末広の両方に掛けた吉祥天の「八福神」で構成する。

　入り口にオリジナルキャラクターを描いた看板を置いたことから「萌（も）え寺」として親しまれている了法寺（八王子市日吉町）のほか、本立寺（上野町）、成田山伝法院（南新町）、宗格院（千人町2）、金剛院（上野町）、信松院（台町3）、善龍寺（元本郷町1）、吉祥院（長房町）の8寺院を巡る。

　色紙を持って各寺院を参拝。御朱印を集め、色紙を7年分ためると金色の色紙をもらうことができる。色紙は各寺院で扱っており、1枚300円。御朱印料は各200円（筆入れの場合は300円）。受付時間は9時～17時。今月10日まで。感染対策として、期間中、御朱印帳を持参した場合は御朱印を直接書くのではなく、書き置きの用紙を渡す形で対応する。参拝時はマスクの着用や手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保を呼び掛けている。

　イベントの実施に合わせ、「桑都日本遺産センター 八王子博物館」（子安町4）では、同イベントとコラボした企画展示コーナー「はちはくでお正月」を展開。寺や街の歴史スポットなどを紹介している。同所では、福笑いやすごろくなど正月遊びが楽しめる「お正月あそび in はちはく」も行っている。それぞれ今月21日まで。

　八王子交通事業（旭町）は、タクシーで寺を巡る周遊プラン「八王子発　新春タクシーでめぐる　『八王子交通七福神めぐり』」を運行している。各寺を1時間30分～3時間ほどで巡るもので、運行時間は9時～日没。最大4人までで、料金は9,330円～。