サンリオピューロランド(多摩市落合)と小田急電鉄が9月1日、電子チケット「サンリオピューロランド EMot eパスポート(小田急乗車券付)」の販売を始めた。
駅やサンリオピューロランドの入場口には、QRコードを読み取る端末を設置
両者は2020年9月から小田急電鉄が運営するMaaS(Mobility as a Service)アプリ「EMot」を使って、同園の入場券が当日窓口販売価格から休日は100円、平日は200円引きで購入できる電子チケット「サンリオピューロランド EMot eパスポート」を販売している。今回は小田急線各駅から同園の最寄り駅である小田急多摩センター駅までの往復乗車券と同園の「デイパスポート」をセットにして販売する。
「EMot」とデジタルチケット販売サイト「EMotオンラインチケット」で扱うオンライン限定商品で、同園の繁忙日などを除いて販売する。小田急線の有人改札口と同園の入場口には専用端末を設置。購入後、アプリのチケット券面上に表示したQRコードを端末にかざすことで利用できる。これにより、スマートフォン1つで電車への乗車や同園への入場ができるとしている。チケットは代表者が複数枚をまとめて購入し、利用者それぞれに1枚ずつ譲渡することもできる。
料金は出発駅ごとに異なり、新宿駅を出発駅とした場合、大人=4,250円、中高生=3,100円、シニア=3,150円。子ども料金は出発駅にかかわらず一律2,630円。同園は4月からチケットに価格変動制を導入しており、「デイパスポート」の最低料金日に、これまでの「サンリオピューロランド EMot eパスポート」を使い、小田急線を往復乗車する場合や小児ICカードを利用する場合は、今回のチケットの方が料金が高くなる場合もあるという。
同園を運営するサンリオエンターテイメント(落合)の担当者は「往復分の乗車券と施設のデイパスポートを個別に購入するよりも、お得にお買い求めできる価格設定にした」と説明する。
チケットを購入する前には同園ウェブサイトなどで来場予約を取る必要がある。予約は空きがあれば、当日の閉館時刻の90分前まで受け付ける。