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八王子のライブバー「ブッチャー」が10周年 レンタルスペースも展開

「Butcher」の店内

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 ライブバー「Butcher(ブッチャー)」(八王子市中町)が12月22日、オープン10周年を迎えた。

店主の吉野さん

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 八王子駅近くの商業ビル「0426 spring garden」3階に店を構える。2012(平成24)年12月にオープンした。店内ではブルースやジャズ、ファンクなどさまざまなジャンルのライブを入場料や席代を取らないノーチャージ、投げ銭方式で開き、客から親しまれている。

 店主の吉野保博さんは「ライブバーは国内でなかなかない。日本の生演奏のシーンはチケットを買い、コンサートやイベントに行く人がほとんど。ライブバーは出演者ではなく、生演奏が行われているところに飲みに行こうというスタイル。出演者ありきではなく音楽を聞きに行く形を目指している」と話す。

 「コロナ禍前は出演者を知らずに訪れる客も多く集まっていたが、現在はコロナ禍で厳しい状況が続いている。コロナ対策で生演奏は控えることになったのが大きい」と吉野さん。フードメニューの充実を図るなど工夫を続けており、「コロナの時には時間ができたので有名店に食べに行き勉強もした。その時の試行錯誤が今につながっている」と振り返る。

 昨年6月から出演者名を伏せたライブも始めた。「今日はジャズ系、ブルース系のようにジャンルだけ明らかにして、出演者にも宣伝しないように呼びかけている。必然的にふらっと来たお客さんが100パーセントになる。ライブバースタイルを体験してみないかと呼びかけ、出演者を知らない客が5、6人でも来てくれることは希望になっている。コロナを乗り切り、立ち上げ当初の目標を進むにはこうしかない」と吉野さん。

 5年前には店の隣のテナントを借り、レンタルスペース「MUSIC GARAGE Sheik(ミュージックガレージ・シーク)」を設置。電子ピアノやギターアンプ、ドラムセット、スピーカーなどを用意しており、自主企画のイベントのほか、貸し切りパーティーやバンド練習、カラオケなどの場として利用できる。店名はレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーに対する悪役レスラー「ザ・シーク」から取った。吉野さんは「ブッチャーは、10代の頃に通っていたギター教室の先生で、大好きだった浅野『ブッチャー』祥之さんの名前から取ったが、シークは急きょ立ち上げることになったので、『ブッチャーといえば』と安直に決めた」とほほ笑む。

 10年を振り返り、「『もう10年たったのか早いな』という気持ちと、『ここ2、3年は周年に加えていいのかな』という複雑なところがある」と吉野さん。「オールディーズナイト」など今後はテーマを決めてライブを行うことも考えているという。「生演奏を聞くことは決してイベントごとではない。気軽に足を運んでほしい。仕事帰りにふらっと生演奏を聞きに立ち寄ってもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は18時~翌3時。月曜定休。

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