「八王子パッションフルーツグルメフェス」が2月16日、八王子市内の飲食店など14店で始まった。

「シフォンカフェ Bon・mu」など14店がイベントに参加

　八王子の産業活性化組織「サイバーシルクロード八王子」（八王子市明神町2）が主催する同イベント。八王子市内で栽培されている亜熱帯地域の果物「パッションフルーツ」の魅力を伝えようと今回初めて行われる。

　京王八王子駅近くの「シフォンカフェ Bon・mu（ボン・ムー）」（明神町2）が「パッションフルーツシフォン」、カレー店「インドラ」（本町）が「魚介のパッションフルーツカレー」、居酒屋「けいの家」（明神町）が「サーモングリルパッションソース」など参加店では期間中、パッションフルーツを使ったオリジナルメニューを提供する。

　滝山茶屋（滝山町）、「CITRA Hachioji」、八王子エルシィ（以上、八日町）、「LAMP COFFEE」（子安町1）、「ミリス スリランカカレー」（三崎町）、北野増田屋（打越町）、海鮮和食なるき（中町）、レストランバー「SCENE」（明神町4）、「町屋カフェ 金多屋（かねたや）」（横山町）、八王子日本閣（鑓水）、「きっちん なかやま」（上柚木）の各店も参加する。

　イベントに合わせてスタンプラリーも行う。参加店の対象メニューを注文した人にはイベントのパンフレットにスタンプを押す。スタンプを1個獲得した人の中から抽選で140人にオリジナルのカトラリーセット、2個以上集めた人の中から抽選で10人に同セットとギフト券3,000円分を進呈する。

　「サイバーシルクロード八王子」では、パッションフルーツの果汁を使った「パッションフルーツサイダー」を開発・期間限定販売するなど、これまでも八王子産パッションフルーツを紹介する取り組みを行ってきた。同事務局の山元秀将さんは「パッションフルーツがどこで食べられるのか、買えるのかなど問い合わせがあり、消費者からの関心が高まっていると感じる。飲食店の方からもパッションフルーツを試してみたいという問い合わせが増えている」と話す。「産業支援団体なので事業者と農家をつなげることで、パッションフルーツを盛り上げられるような仕掛けを作っていきたい」とも。

　今回のイベントについて、「パッションフルーツは夏の終わりから秋口にかけて採れる。これまでその期間に合わせて、『パッションフルーツランチデー』といったイベントをやってきた。PRする期間が限られていたので、より普及を促すために年間を通して何かできないかと思い、今回、収穫期からは時期をずらして開催することにした。パッションフルーツはビタミン類が豊富で栄養価も高いので、体調を崩しやすい冬の皆さんの健康を支えられたら。八王子のパッションフルーツを普及させることで、生産者や飲食店、ひいては八王子全体が盛り上がるようになれば」と話す。

　2月20日まで。