中央線快速電車として運用していた「201系」車両の撮影会が6月10日・11日、豊田車両センター(日野市東平山3)で行われる。
JR東日本八王子支社(八王子市旭町)が企画した。201系は1981(昭和56)年から1985(昭和60)年までの間に計1018両が製造された通勤形電車。中央線では1979(昭和54)年に試作車が投入されて以降、長年「オレンジ色の電車」として親しまれた。東京近郊では青梅線、五日市線なども走った。2006(平成18)年から現在の「E233系」車両へ切り替えを進め、2010(平成22)年10月の「H7編成」の引退を持って運用を終了した。
同センターは豊田駅と八王子駅の間にあり、「クハ201-1」車両を運行時の姿のまま保存している。2021年12月から行っている撮影会は4回目。今回初めて2日間にわたって行う。
当日は、センター内にある車両の点検や修理などを行う検修庫内で撮影できる。同社担当者は「引退後10数年を経過しても人気の高い、中央線のラインカラーであるオレンジバーミリオンの車体をもう一度間近で見てほしい」と説明する。
撮影会は、各日1回目=10時20分~11時50分、2回目=14時~15時30分の2回開催する。定員は各回15人。10日1回目の定員のうち5人分はファンコミュニティー「撮り鉄コミュニティ」有料会員の招待枠となる。対象は18歳以上。参加には申し込みが必要で、25日12時からJR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で販売を行う。参加費は1人6,000円。