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八王子・北野で食とアートのイベント 「再」をテーマに飲食店など出店

「FARMART」の運営に携わる望月さん

「FARMART」の運営に携わる望月さん

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 八王子の食とアートをテーマとしたイベント「FARMART(ファーマート) vol.11 Re: 再」が11月12日、「八王子市北野環境学習センター あったかホール」(八王子市北野町)で行われる。

「FARMART」のチラシ

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 2014(平成26)年から八王子のさまざまな場所でマルシェ形式のイベントを行っている「ファーマート」。昨年9月以来、11回目の開催となる。

 今回は「Re: 再」をテーマに据え、市内外から飲食店などが出店する。フードについては、ネパールカレー店「奈央屋」(千人町3)、高尾ビール(下恩方町)、よこよんカフェ(横川町)、八王子で農業を行っている「もぐもぐファーム」(打越町)、「ブーランジェリー サルドゥバン」(本町)、西八王子にテイクアウト専門店も開いている「MUNCHIES(ムンチーズ)」(散田町4)などが出店する。

 京王線・高尾山口駅前のホテル「タカオネ」(高尾町)やアトリエショップ「SEWOUR(ソウアワー)」(高尾町)が展開するファッションブランド「NEW WAY, NEW LIFE」、デザイナーで「にぎわい空間作家」のYORIKOさんが中心となり、障がい者福祉施設の利用者が描いた絵を商業デザインに落とし込む活動を行っている「想造楽工(そうぞうがっこう)」、八王子のイラストレーター・Yamamoto Harucaさんが手がけるお守りの自作キット「てまもり」などに加え、山梨県上野原市に店を構える「凸凹古道具」や「マルハチレトロ」など古道具やレトロ雑貨を扱う出店者もブース出店する。

 陣馬山麓にあるアトリエ「調麓窯」を手がける陶器作家の上島かな子さんが再生粘土を使って、そばちょこを作ったり、「salikhlah.(サリヒラフ)」として、革小物などを手がける竹沢むつみさんが革を加工する際に出る端切れでティッシュケースを作ったりとさまざまなワークショップも開く。八王子市が展開するプロジェクト「八王子水辺活動チャレンジ『ミズカツ』」と連携した企画も行われる。

 京王線・京王八王子駅から東に1キロ、北野駅から北に約1.4キロの位置に位置する同所。北野清掃工場(北野町)に隣接し、八王子市が環境学習・環境活動拠点として、1997(平成9年)から運営する。館クリーンセンター(館町)の完成に伴い、同工場は昨年、稼働を停止したが、同所はサービスを継続。名称をそれまでの「北野余熱利用センター」から変更した。

 イベント運営に携わる「MODESTE」(元横山町3)店主の望月成一さんは「ファーマートは、ものづくりや食べ物を作っている人をクローズアップし、市民に知って、感じてほしいというスタンスなので、それは相変わらず。イベントを通じて、日常の中で店や作り手とつながりを持ってほしい。食べ物も充実させたし出店者数は過去最大なので、そういう意味でも面白い」と話す。

 会場がごみを扱う施設であったことや昨年6月、八王子市が「北野下水処理場・清掃工場跡地活用基本構想」を取りまとめ、今後、跡地活用を見据えた場所であることなどから、「再」の一文字をテーマに置いた。「ファーマートの『物を大事に使っていく』というコンセプトにもかかっている。良いタイミングで、良いタイトルが付けられたと思う。『再』の後の言葉はその人次第」と望月さん。

 イベントの来場者は駐車場を利用できないため公共交通機関での来場を呼びかける。開催時間は10時~16時。入場無料。

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