JR東日本が12月15日、2024年3月16日に行うダイヤ改正の概要を発表し、特急「成田エクスプレス」の中央線直通運転を取りやめることを明らかにした。
今回、八王子支社が管轄する中央本線や中央線快速電車、青梅線、五日市線などでダイヤの見直しを行う。
中央線快速電車では、特急「成田エクスプレス」について、中央線への直通運転を取りやめる。これにより、現在、八王子発成田空港行きとして運行している「成田エクスプレス」は新宿始終着に変わる。
「特別快速」を除く立川駅を、平日5時45分~6時45分の間に発車する快速電車について、途中駅での待ち合わせ箇所を変更することで所要時間を短縮する。これにより平均2分、最大7分の時間短縮を図る。
中央本線は、首都圏と富士山エリアの直通サービスを向上するため、富士山・河口湖方面へ直通する特急「富士回遊」を1往復増発する。JR東日本の広報担当者は「インバウンドを中心に大変多くのお客さまに利用いただいている」と説明する。「あずさ」については、座席数を増やすために一部の列車をこれまでの9両編成から12両編成に変更する。現在、6時16分に八王子を出発する「はちおうじ2号」は、発車時刻を12分繰り下げ、6時28分発に変更する。
東京~大月間の直通列車は、上り=大月11時発~17時台、下り=新宿9時発~15時台で、それぞれ現行の3本から8本へと5往復分運転本数を増やす。これにより、日中時間帯の利便性を向上させる。
青梅線・五日市線では、平日夕夜間に拝島駅で折り返している五日市線の一部列車を立川発着に変更することで、立川~武蔵五日市間の直通列車を増やす。八高線では、平日9時台で高麗川発八王子行きの列車を1本増発する。
同社では、最終的な列車の運転時刻を2024年2月24日に発売予定の「JR時刻表3月号」で確認するよう呼びかけている。