「八王子トイレ大賞」の応募受け付けが現在、行われている。
八王子商工会議所(八王子市大横町)が主催する同賞。公共施設やデパートなどの商業施設、飲食店など八王子市内の一般の人が利用できるトイレを応募してもらい優秀なものを決めるもので、今回初めて行う。応募の受け付けは6月17日に始まった。
応募があったトイレの中から清潔性や機能性など総合的な面から審査を行い、商業・公共施設、事務所、店舗の各部門で賞を決める。受賞した事業者には同賞オリジナルグッズを贈ることにしており、審査結果は10月中旬に発表する予定。
応募は八王子商工会議所のウェブサイトにある同賞のウェブサイトで受け付けている。1人で複数回応募でき自薦・他薦は問わない。応募した人の中から抽選で10人に、同会が行っている「八王子お店大賞」の受賞店で使える1万円分の商品券を進呈する。
今回は同会の設立130周年記念事業の一環で企画した。同会サービス・情報部会の山本法史部会長は「八王子市内は公共トイレが少ない。『八王子まつり』や『八王子いちょう祭り』といったイベントや日本遺産の構成文化財などへ市外から多くの方が来るが、トイレが少ないことは課題だと思っている。『八王子トイレ大賞』は行政に公共トイレを整備しなければならないと促すきっかけとなる一つのイベントで、応募を通じてトイレに対する意識が高まり、トイレを増やさなければいけないという機運が高まればいい」と話す。
受け付けを始めてから1カ月が立ち、「思ったよりも反響がある。中心市街地だけでなく高尾など広域から応募がある。きれい、利便性があるといった自分のお気に入りのトイレを選んでいただいているよう。いつも使っている、あなたのお気に入りのトイレを気軽に応募していただければ」と山本さん。
応募締め切りは8月15日。