そごう八王子店（八王子市旭町、TEL 042-624-2511）で6月8日から、地元八王子の店にスポットを当てた物産展「八王子うまいもの大会」が始まる。会場は8階の大催会場。

　「地元八王子とともに頑張ろう」をテーマに行っている「WE LOVE HACHIOJI」キャンペーンの一環で企画された同展。昨年秋の開催以来、今回が2回目。同店では現在、「WE LOVE HACHIOJI 夏のキャンペーン」を行っており、オリジナルピンバッジの販売や昔の八王子の姿を振り返るパネル展などを開催しており、この流れの中で企画された。

　前回は地下1階・食品売り場を会場にしていたが、今回は規模を拡大。飲食店など、前回の約3倍となる29店が参加する。「もっといろいろな店を入れてほしいという声が多かった」と同店催事担当の宮坂さん。「市や八王子商工会議所の力添をいただきながら、地元の老舗・銘店と言われる店をリストアップし、約3カ月前から出店交渉を始めた」。

　テーマは「我が街 八王子再発見」。陣馬せんべい本舗（諏訪町）の「みそせんべい」（325円）や和菓子店「もちとし」（横山町）の「高尾の月」（130円）、惜しまれながらも今年2月に閉店した高尾のカレー店「これく亭」（市川町）の「ホットチキンカレー」（735円）など、市内各地からさまざまな店が参加する。「ネームバリューのある店だけでなく、『こんなおいしいものが八王子にあったんだ』と感じていただける隠れた名店・人気店も集めた」と宮坂さん。

　八王子に牧場を持つ磯沼ミルクファーム（小比企町）で作られた堆肥（たいひ）を使って、市内の農園で作られた野菜を販売するなど、「地場食材を原材料にした商品も多数ある」という。このほか、会場には「葵のオリジナル赤焼きそば」（501）円で知られる「四季会席 葵」（元横山町）などもイートインスペースに登場する。

　開催時間は10時～20時（最終日のみ17時まで）。イートインスペースは11時～19時30分。今月14日まで。