萌え寺・了法寺で「痛車」手作り製作-境内でグッズの販売ブースに

9月5日に了法寺境内で行われた作業の模様。前面には1枚の大きなシートを貼るため、ワイパーやライトなどを取り外すことになった。

9月5日に了法寺境内で行われた作業の模様。前面には1枚の大きなシートを貼るため、ワイパーやライトなどを取り外すことになった。

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 「萌え寺」として知られる松栄山了法寺(八王子市日吉町)で9月5日、スズキ製ミニバンをラッピングし、「痛車」に変える作業が行われた。

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 同寺は1489年に開山した日蓮宗の寺。「八王子七福神」の一つである新護弁財天を祭る。昨年春にまちおこしを目的にイラストレーターのとろ美さんが描いた「萌え看板」を境内に設置。同寺内でメード喫茶を開催するなど、これまでにさまざまなイベントも行っており、国内外のメディアを通じて「萌え寺」として知られる。

 8月に東京ビッグサイト(江東区)で行われた「コミックマーケット78」で、オリジナルCD「寺ズッキュン!愛の了法寺!」を販売するなど、これまでイベントに合わせて数多くのグッズを開発。販売するグッズの量が増えてきたことなども受け、同寺境内で販売ブースを設けることが難しくなってきたことから、「痛車」を販売ブース代わりにするアイデアが持ち上がった。

 ベースとなる車は中古の「スズキ エブリイ ハイルーフ」。同寺の企画に関わっている八福(元本郷町1)の三井一仁さんらが中心となって、車のラッピングを自分たちの手で行うことにした。初回の作業は8月22日に実施。側面に大きな「とろ弁天」をラッピングする作業などを中心に作業を行った。

 2回目の作業となった今月5日は、車の前面と背面を中心にラッピング。作業の模様を記録しようと写真撮影に駆け付けた人も含め、6人が33度を超える炎天下の下で作業に挑んだ。前面では、大きな1枚のシートを張り付けるためワイパーやライトをいったん外す必要が生じるなど作業は難航。完成までには約5時間を要し、すべての作業が終わったのは18時ごろ。ほぼ完成した「痛車」を見て、「いい感じに仕上がった」「インパクトのある車になった」などの声が上がった。

 車は微調整を加えた上で、同寺境内に設置。テーブルなどを置いて、グッズの販売ブースとして利用する予定。

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