JR八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(八王子市子安町4)が12月1日、全面開業した。
同ビルは高さ158メートル、地上41階・地下2階の超高層ビル。専門店・飲食店のほか、医療機関、金融機関、来年4月に開業する新市民会館「オリンパスホール八王子」などの公共施設、オフィスなどが入居する。9階~41階は「サザンスカイタワーレジデンス」の名称で住友不動産(新宿区)が住宅として販売。
11月20日に「くまざわ書店」やドラッグストア「トモズエクスプレス」「スーパーアルプス」などの商業エリアの一部が開業。同22日には子安町1丁目から同ビル1階に移転した「多摩信用金庫八王子駅前支店」がオープンしたほか、26日には4階に市の南口総合事務所が開庁した。今回、「北原ライフサポートクリニック」などの医療機関やスペイン料理店「グラン・デセオ」、ハワイアンダイニング「ロコズ テーブル マハナ 八王子店」などがオープンし、全面開業を迎えた。
「プレオープンから10日たち、いよいよという感じ」とは同ビルに出店する「スーパーアルプス 八王子駅南口店」の内野店長。「Suica」「PASMO」を利用可能にするなど新たな取り組みも行った同店。「他の店と比べて総菜売り場を広くし中身も充実させた。客層も時間帯によって幅広いので、品ぞろえも豊富にした」と話す。「今日は本当の開店ということで、チラシも大きなものを打った」。
当日はペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」で全面開業を祝う式典を開催。八王子駅南口地区市街地再開発組合の原山陽一理事長やスーパーアルプス(滝山町)の松本清社長、当日同ビルを訪れた一般客も参加してテープカットを行った。
テープカットを行った1人、市内から来たという白井さんは「並んでいたら、いきなりテープカットをお願いされて驚いた」という。「大きなスーパーもあるし、近くには電器店もあって便利」と話す。「30年以上も住んでいるが、南口がこんなに立派になって良かった」とも。
同ビルでは今月31日まで、抽選で3人に温泉旅行が当たるオープン記念キャンペーンを行う。