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多摩センターで「聖地巡礼マップ」配布-人気アニメで地域活性化狙う

「とあるアニメの学園都市化計画」の第1弾として行うイベントの告知ポスターを掲げる多摩市経済観光課の渡辺さん

「とあるアニメの学園都市化計画」の第1弾として行うイベントの告知ポスターを掲げる多摩市経済観光課の渡辺さん

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 多摩市、立川市などが昨年12月24日、人気アニメを題材とした観光振興事業「とあるアニメの学園都市化計画」を立ち上げたことを受け、同事業に携わる多摩市市民経済部経済観光課の渡辺哲也さんに話を聞いた。

 「とある」は鎌池和馬さんの小説「とある魔術の禁書目録(インデックス)」を基としたメディアミックス作品。原作はアスキー・メディアワークス(AMW、新宿区)のレーベル「電撃文庫」から刊行されており最新刊は22巻。テレビアニメーションは、2008年に同名作を制作・放映。その後、2009年にはスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲(レールガン)」が、昨年10月からはTOKYO MXなどUHF局を中心に「とある魔術の禁書目録II」が放送されている。

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 同アニメでは多摩センター駅や立川駅周辺の景観が舞台として用いられており、ファンの間では「聖地」として話題になっていた。「立川市役所には前から問い合わせがあったと聞いている」と渡辺さん。これを受け、立川市や立川商工会議所などが中心となって同事業を計画。「多摩市には昨年夏に正式に打診があった」という。

 「アニメも観光の材料の一つ」と渡辺さん。「人が動くことで地域の活性化につながる。多摩地域全体を面と捉えて、ファンの皆さんにおもてなしすることで誘客につなげたい」

 行政や公共団体のほか地元企業も参加する協働事業として「とあるアニメの連絡会」を結成。「名称は確定ではないし、どこが幹事かといったことも決まっていない」。現在、多摩都市モノレールや多摩信用金庫、「コトブキヤ」ブランドでフィギュアやプラモデルメーカーとしても知られる壽屋など多摩に根差す企業がメンバーに名を連ねる。

 同会では、テレビアニメ「らき☆すた」で有名になった埼玉県・鷲宮(わしのみや)を訪問するなど研究を進めながら、版元であるAMWやアニメーションの制作に携わるジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント(港区)と交渉を進めた。「担当者の反応は良かったものの正式な許諾が得られたのは12月初め。交渉には数カ月かかった」。急ピッチで準備に取り掛かったが、渡辺さんは「PRを行うには期間が短く、今回は市の広報に載せることもできなかった」と振り返る。

 第1弾として取り組んだのは、アニメのシーンと関連付けた地図。多摩地域のフィルムコミッションをつなぐ「多摩地域フィルムコミッション連絡会」(日野市)が「学園都市広域詳細地図」と題した地図を作り、多摩センターと立川で配布イベントを行う。

 イベントでは地図の配布と併せてアンケート調査も行う予定。「これはあくまでキックオフ。反響を見ながらこれからについては考えていく」と渡辺さん。今後の具体的な展開は決まっていないが、「立川と歩調を合わせながら行政としてサポートしていきたい」と意気込む。

 多摩センターでの配布は1月15日・16日を予定。会場はパルテノン多摩大階段下広場。各日9時30分~11時。配布枚数は各日2,000部。

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