「八王子花火大会」「八王子まつり」中止に-安全確保への懸念など受け

昨年行われた八王子まつりでは10年ぶりにそごう八王子店が参加、みこしを担いだ

昨年行われた八王子まつりでは10年ぶりにそごう八王子店が参加、みこしを担いだ

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 毎年夏に八王子市内で行われる多摩地区最大の山車(だし)まつり「八王子まつり」など、八王子市内で行われるイベントの中止が相次いで決まった。

 八王子観光協会は毎年7月に実施している「八王子花火大会」の中止を決めた。同花火大会は八王子市民球場(台町2)を会場に「八王子まつり」の関連行事として、祭りに先行する形で実施。例年、連発の打ち上げ花火「スターマイン」や企業のPR、結婚記念、誕生日祝いなど3,000発を超える花火を打ち上げ、8万人を超える人出がある。

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 今年は7月30日に実施する予定を立てていたが、震災を受け本年度の事業計画から削除。3月30日に開催された総会でそのまま承認されたため中止が決まった。「自粛というところもあるが、停電の影響や交通機関、警察など関係機関の態勢が本当に取れるのか、などの実際的な問題もある」と同会担当者。代わりに、4月13日から同会として「支援募金」の口座を設け、これまで花火大会に協賛していた団体、個人に協賛金の代わりとして義援金の募金を促しているという。

 1961(昭和36)年に行われた「第1回市民祭」から昨年で50回目を迎えた「八王子まつり」。今月14日に実行委員会総会を開き、不安定な電力事情を受け安全の確保が難しいとして今年の開催を取りやめることを決めた。「実行委員の皆さんには実施したい人も多く、スムーズには決まらなかった。苦渋の決断だった」と担当者。「時間を変えるとか内容を変えるなどで対応できないかという話もあったが、最終的には中止ということでまとまった」

 昨年3日間の観客動員数が約68万人と多摩地区最大規模の同祭り。甲州街道(国道20号)を中心に行われる同祭りでは、八王子の西半分を鎮守する多賀神社(元本郷町4)を中心とした「上地区」と東の総鎮守・八幡八雲神社(元横山町2)を中心とした「下地区」のそれぞれから各町の山車が登場。民謡流しやパレードなどさまざまなイベントも行われる。

 今回、この甲州街道を使って行われる全体のイベントとしての祭りの中止は決まったが、各町会や神社での祭事についてはそれぞれが判断するため、今後については「いつ実行委員が集まって話し合うかも含めて、まだ煮詰まっていない状態」だという。「それぞれが祭りをやることになればプラスアルファが必要になるかもしれない。今までとは違う形で何かやることもあり得る」と担当者。「今の段階では『八王子まつり』が白紙に戻ったということだけしか言えない」と話す。

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