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電波の杜、被災地の鉄道会社とコラボ-位置ゲーで観光活性化狙う

「全駅制覇!駅コレクション」を表示したタブレット端末を持つ電波の杜の炭谷大輔社長

「全駅制覇!駅コレクション」を表示したタブレット端末を持つ電波の杜の炭谷大輔社長

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 位置情報を利用したゲームなどを運営する「電波の杜」(八王子市下柚木)は現在、同社が運営する携帯電話向けゲーム「全駅制覇!駅コレクション」で東日本大震災への震災復興支援イベント「つながるチャレンジ!」を展開している。

 昨年12月創業の同社。携帯電話のGPS機能で得られる位置情報を活用したサービスなどを開発しており、自治体単位で場所を取り合う「妄想の帝国」や、その戦国時代版「モバイル戦国時代」などのサービスを運営。「もともとは個人で2003年ごろから試行錯誤しながら始めた」と社長の炭谷さん。

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 同サイトは全国の駅を実際に訪れ、その位置情報を集めて各路線の駅を制覇するゲームで、2009年夏に開設。「安心して遊べる形を追求したい」とメールアドレスやニックネームなどの登録は不要にしており、口コミを中心に現在のユーザー数は9,000人ほど。昨年夏には「実際の鉄道会社と連携できれば面白い」と、ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)と共同でスタンプラリーイベントなども行った。

 今回は震災を受け、被災地支援を目的にイベントを企画。「震災を受けて4月半ばごろからいくつかの企業に打診してきた」と炭谷さん。イベント開始時点では茨城県ひたちなか市を通るひたちなか海浜鉄道、岩手県の三陸海岸沿いを走る三陸鉄道(本社=岩手県盛岡市)の2つの鉄道会社に加え、以前から付き合いのあった酒販店「柏屋」(府中市)の3社から協力を得た。

 鉄道会社とのコラボについては現地の地域活性化が狙い。今回の震災で、ひたちなか海浜鉄道全線と三陸鉄道南リアス線全線が運休に追い込まれており、大きな被害を受けている。「最初は現地に行く代わりに参加料を取って近隣を移動することで鉄道会社へ支援する形を考えていた」と炭谷さん。しかし、三陸鉄道など「『観光でも何でも良いので遊びに来てほしい』という強い声を受けて考え直した」という。

 ひたちなか海浜鉄道については、運行されている代行バスを使った移動で位置情報を収集。同社が販売する「一日フリー切符+応援券」(1,000円)を利用し、那珂湊駅で切符を見せることで提示されるQRコードを取得することでクリアとなる。三陸鉄道については現在でも大部分が運休に追い込まれている北リアス線のうち、復旧できた宮古~小本駅間の7駅を巡る「宮古コース」と久慈~陸中野田駅の3駅を巡る「久慈コース」の2つのコースを設定。それぞれのコースで駅を制覇することでクリアに。「ゲームを楽しんでもらうために交通手段や宿泊地の情報などもサポートしていきたい」と炭谷さん。

 東北地方の物産品を購入することで支援を行おうと酒販店とのコラボも実施。柏屋店頭で東北地方の日本酒やワインを購入する際、レジで提示されるQRコードを取得することでクリアとなる。これらのイベントは5月20日から開始。炭谷さんは「短期的な支援というより、年単位の長期的な支援が必要。これからもいろいろなコラボを図っていきたい」と意気込む。

 サイトは、GPSの位置情報が利用可能な携帯電話・iPhone、Androidなどのスマートフォンで利用可能。NTTドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイルのそれぞれで確認しているという。利用無料。

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