![高尾山薬王院の精進料理](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1220946721_photo.jpg)
高尾山にある高尾山薬王院(八王子市高尾町、TEL 042-661-1115)で9月14日・15日、精進料理の集い「やまぶし膳」が開かれる。
高尾山薬王院は真言宗智山派の大本山で、正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」。成田山新勝寺、川崎大師と並んで関東三大本山のひとつとして知られる。同院では精進料理を提供する機会として、5月の大型連休や7月の海の日、9月の連休、11月の紅葉の時期に集いを催している。
今回は高尾山の山伏(やまぶし)をテーマに開く。山伏による山ごもり修行「修験道」やそのための12の道具についての法話とともに、その山伏が修行の際に味わったという精進料理を提供する。精進料理は通常のものとは異なり、史料を基に山伏に縁のあるものを用意。季節の品がふんだんに使われたものになるという。高尾山薬王院の原田さんは「今回の精進料理はこの機会にしか出さない」と話す。
今回の集いではほかにも「修験道」で使われた道具の展示や本堂での護摩修行の体験会も開催。「ほら貝など、仏具を間近で見られる珍しい機会」と原田さん。
当日はケーブルカー清滝駅に9時30分に集合。料金は食事代、ケーブルカー往復券代込みで4,000円。参加には電話による事前の申し込みが必要で、定員は両日80人。申し込みは先着順で、すでに14日分は定員に達しており、15日分も若干名の募集だという。
【注】「高尾山薬王院」は、正式には「高」の字が旧字体となる。