プレスリリース

リノベーションのプロが語る!浴室リフォームで気をつけるべきポイントとは?

リリース発行企業:株式会社MEMOCO

情報提供:

<本調査に関して>
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うゼロリノベと合同でゼロリノベ社員の設計者男女8名を対象に、「浴室リフォームの注意点」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「浴室リフォームの注意点」についてのアンケート調査
調査期間:2025年6月23日(月)~6月30日(月)
調査方法:インターネット調査
調査人数:8人
調査対象:男性4人、女性4人
浴室リフォームで気をつけるべきポイントとは?
リノベーションのプロである回答者に、浴室リフォームで気をつけるべきポイントについて聞いてみました。

ポイント1.建物の構造的制約を事前に把握する

解体してみないとわからない構造的制約が発生する可能性があるので、設計者との事前打ち合わせが大切です。
フロアレベル(床高)と合わない事があるため、解体後の状況を必ず設計者に確認しましょう。(30代女性)

梁がある場合、天井面からはみ出している梁の部分ができます。(30代女性)

ユニットバスの場合、躯体梁が入り口上部や二方向にあると設置ができないため施工内容に制限があります。梁型加工のサイズ制限もあるので、大きすぎる梁がある場合はその位置を避けたほうがよいでしょう。(30代女性・設計)

大きい梁がある場合には照明位置などにも制限が出るので注意が必要です。(30代女性)

浴室のリフォームを計画する際は、まず建物の構造的な制約を確認することが重要です。特に梁や床高の問題は解体してみないとわからない場合もあるため、事前の調査と共に、想定外の状況が発生する可能性についても施工業者と話し合っておきましょう。予算にも余裕を持たせておくと安心です。

ポイント2.ユニットバス選択の落とし穴

施工が早く、きれいに仕上がるユニットバスですが、意外と融通が効かないという落とし穴も。建物の制約とあわせて、施工できるかどうか事前に確認が必要です。
ユニットバスは意外と融通が効かないことがあります。(30代男性)

あらゆるパーツを揃えているリフォーム用のユニットバスでも、やりたいリノベ内容に対応できないことが意外にたくさんあります。出来る出来ないはしっかり把握した上で設計を進めましょう。(30代男性)

ユニットバスは規格品のため、カタログやショールームで見た通りの仕上がりにはなりますが、自由度には限界があります。特にリフォームの場合は、既存の配管位置や空間の制約により、選択できる製品が限られます。理想のイメージがある場合は、事前に実現可能かどうかを専門家に確認し、必要に応じて妥協点を見つけることも大切です。

ポイント3.設備機能の制約を理解する

換気、追い焚き、シャワーの水圧など、追加したい設備や要望がある場合は設計者としっかり相談しましょう。とくにマンションの場合は注意が必要です。
換気仕様(浴室の換気のみか、浴室+脱衣所の換気かなど)の確認をしましょう。(30代男性)

追い焚き仕様を希望する場合、既存に追い焚きがないと設置困難となる場合があります。(30代男性)

シャワーの水圧はリノベーションで強くすることができません。マンション側で決まっている水圧を強めることはできないので、シャワーヘッドの噴出の強さなど、調整できる範囲での対応になることに注意しましょう。(30代男性)

浴室のリフォームでは、新しい設備や機能を追加したいと考えるのは自然ですが、建物の構造や既存設備によって制約があります。特にマンションでは給排水の仕様などが決まっており、個人で変更できない部分が多いです。追い焚き機能の追加や水圧の強化など、実現が難しい要望もあるため、最初に可能な範囲を明確にしておくことが後悔を防ぐポイントです。

ポイント4.使い方に合わせた浴室設計を考える

浴室の使い方に合わせて適した設計をすれば、使い勝手がぐっと良くなりますね。
お子さんがいる場合はとくに、洗い場の広さや浴槽のサイズ、床の素材の選定に気をつけましょう。(30代女性)

長風呂なのかシャワーだけなのかなど、お風呂の使い方を確認しましょう。(40代男性)

浴室は家族それぞれの使い方があります。長時間の入浴を好む方、シャワーだけで済ませる方、小さなお子さんと一緒に入る方など、ライフスタイルによって最適な設計は異なります。リフォームを検討する際は、現在の使い方だけでなく、将来の家族構成の変化も考慮に入れて計画することが大切です。床材の滑りにくさや断熱性能なども、快適さと安全性に直結する重要なポイントです。

ポイント5.床レベルと開口部の関係に注意する

床の高さと、窓や扉などの開口部の関係は、設計者にしっかり確認しておきましょう。
床レベルの調整・窓、扉位置はしっかり確認しましょう。(30代女性)

浴室リフォームでは床の高さが変わることがよくあります。ユニットバスの設置や防水の確保のために床を上げる場合、扉の開閉や窓の位置との関係に注意が必要です。特に引き戸への変更や窓の位置調整が必要になるケースもあるため、事前のシミュレーションが重要です。また、バリアフリーを考慮する場合は、段差解消の方法についても検討しましょう。

ポイント6.排水経路とデザインのバランスを取る

理想のデザインにしたいと思っても、排水経路などの制約が出てくる可能性も考えられます。設計者に希望のデザインをしっかりと伝え、可能かどうか確認しましょう。
排水経路とデザインのバランスを検討することが大切です。(40代男性)

排水の流れや勾配が適切でないと、使い勝手や耐久性に問題が生じます。デザイン性と機能性のバランスを取りながら、長期的に快適に使える浴室を目指しましょう。床材の選択なども、見た目だけでなく実用性も考慮して決めることが大切です。
まとめ
今回は、ゼロリノベ社員の設計者を対象に浴室リフォームで気をつけるべきポイントを聞いてみました。浴室リフォームでは、建物の構造的制約を事前に把握することが重要です。梁や床高などは解体後に判明することも多く、施工前の打ち合わせが欠かせません。ユニットバスは施工が容易ですが、自由度が低いため希望通りにいかないことも。設備面では、追い焚き機能や水圧などに制約があり、特にマンションでは注意が必要です。また、家族の使い方に合わせた設計や、床レベルと開口部の関係、排水経路とデザインのバランスも大切なポイントとなります。

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