「BOOKOFF SUPER BAZAAR（ブックオフスーパーバザー） 多摩永山店」（多摩市永山）が、2021年12月にオープン21周年を迎えます。これを祝して、12月18日・19日の2日間、21周年を記念したイベントを行います。

「関東最大級のブックオフ」が21周年

　鎌倉街道（都道18号）沿いに立つ多摩永山店。店舗面積は約1500坪。その規模は関東最大級を誇ります。ブックオフでおなじみの本やCDだけでなく、メンズ・レディース・子ども服といったアパレル、スポーツ・アウトドア用品、ブランド品、楽器、家電、キッチン用品などの生活雑貨まで約55万点もの商品を取り揃えています。

　今回はオープン21周年を記念したイベントを18日・19日の2日間行います。2階スポーツ用品カウンター前には「ブックオフ神社」が登場。店長の松井駿典さんは「『長く地域に根付き、人々が集まる場所』という店舗の特徴から、神社をコンセプトにイベントを企画しました。ブックオフキャラクター『よむよむ君』が神主となったオブジェも設置予定です」と語ります。

　2日間のイベントでは各フロアのお買い得セールに加え、各日先着100名様に21周年オリジナルデザインマグカップをプレゼント。さらに、購入者全員におみくじの配布も行います。絵馬の形をしたふせんにメッセージを書いて貼り付けてもらう企画も行うとのこと。

「長い間、多摩市の皆さんに愛していただきました。もっと長く愛される店舗になりたいという思いを込めています。1階の本売場には行ったことがあるけど、2階より上には行ったことがない方もいらっしゃるでしょうし、久しぶりにご来店いただいた方にも、また使っていただけるよう各フロアの魅力を伝えられればいいなと思っています。21周年ということで、また新たに知っていただけたら」（松井さん）

　周年イベントの後も、年末には買取キャンペーン、年始には本のセールを予定しているそう。松井さんは「大掃除のついでにいろいろなものを売りに来ていただければと思います。メンズ服は季節外の品物もお売りいただけます。気 軽にお持ちください」と呼び掛けます。

専門フロアが集まる多摩永山店

　多摩永山店は1階～4階の4フロアに分かれています。1階は本・ゲームソフト・CD・DVDといったブックオフおなじみの商品を展開。中でも本の取り扱い数は地域最大級で、入口横にコーナーを設けるなど児童書の取り扱いにも力を入れています。「書籍だけで30万点の在庫があると思います。児童書は日本のブックオフで1番と豪語できます」と松井さん。

　「売場面積が広いので、各ジャンル、豊富に商品展開できる点が当店の最大のメリットです。コロナ禍ということもあってか昨年から児童書の需要が高まっています。あと、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』といったコミックも充実していますね」

　2年前にリニューアルし大幅拡大したホビー売場は、トミカやフィギュア・プラモデルといった玩具から鉄道模型、戦隊ヒーロー系のトイやトレーディングカードまで充実の品揃え。「土日はお子さんでにぎわいます」（松井さん）。ミニカーだけを集めたコーナーなど商品はジャンルごとに区分けされているため、子どもから大人まで欲しい物が探しやすいのも特徴です。

　ミニカーコーナーには、非売品ながらも懐かしのトミカが並ぶショーケースがあり「今ではレアな昔の国産トミカが見られます」と松井さん。

　2階では、スポーツ用品やアウトドア用品などを扱っています。季節に合わせて売場レイアウトの変更を行い、今はスキー板やウェアなどウインタースポーツの商品が充実。スキーやスノーボードについては、認定技術者の資格を持つスタッフが板とブーツが正しく合うかどうか確認し調整を図るなど手厚くサポートしています。「欲しい板とブーツが合うか合わないかは意外とわからないもの。お客さまのニーズにお応えできるよう知識豊富なスタッフが対応しています」（松井さん）

　ゴルフコーナーでは、「ドライバー 1W 飛距離を稼ぐためのクラブ」「ヘッドが大きいほどやさしい」などクラブごとの特徴を記した床マットが敷かれており、初心者でも好みのものが選べるよう分かりやすく工夫されています。

　昨今のキャンプブームを受けて、テントやランタン、登山用のリュック、釣り道具などアウトドアグッズも豊富に取り揃えています。「中古品は価格も手頃で、初心者の方でも気軽に購入検討出来るのがウリです。新しい趣味を始めるきっかけになればと思います」（松井さん）。そのほか、サッカー日本代表や野球チーム、バスケットのユニホームをはじめとしたスポーツウェアも多数取り扱っています。

　同じ2階には貴金属、腕時計などブランド品を扱うコーナーも設けています。「GUCCI（グッチ）」「CHANEL（シャネル）」「FENDI（フェンディー）」などさまざまなハイブランド商品が並んでいますが、買取の際には真贋（しんがん）の判断をブックオフ本部の専門スタッフと協力し行うなど体制を整えているそう。ブランド品のような高額な商品も安心して購入や買取をお願いすることができますね。

　3階はベビー用品やキッズファッション、生活雑貨、楽器や家電、パソコンなどを取り扱っています。生活雑貨は調理器具に加え、食器や皿、湯呑みなど身近なグッズも多数取り揃え。お皿などは複数枚のセットでも手頃な価格で買うことができます。

　家電コーナーには、テレビやレコーダー、カメラ、パソコンなどさまざまな商品が並びます。「楽器コーナーは『もう一度ギターやベースを始めてみよう』というお父さんが来られたりしますね」（松井さん）。ギターは弦を張り替えてから店頭に並べるなど使用するユーザーのことを考えて、ていねいに販売しています。

　ベビー用品の1つ、チャイルドシートのコーナーでは、自分の車に取り付けできるかをスマートフォンでチェックできるQRコードのタグを商品に取り付けるなど細かな気配りで、安心はお買物をサポート。キッズファッションのコーナーでは、子どもの年齢や身長を参考に商品が選べるよう「シャツ・ブラウス 90センチ 2歳頃」「ズボン 90センチ 2歳頃」といったカテゴリーごとに商品をまとめるなど工夫が随所に凝らされています。「ベビーカーを押しながらでも、ゆったり商品を見ていただけるようにこのフロアは通路も広めに取っています」と松井さん。

　4階は洋服やバッグ・靴・服飾雑貨が一堂に介します。パンプスなどのレディース靴が棚一面に並ぶなど、圧巻の品揃え。「メンズアメカジ」などファッションカテゴリーごとにまとめたコーナー、さまざまなブランドからスタッフがおすすめのデザインのものをセレクトしたという「店員オススメ！！アイテムコーナー」など目を引くものも少なくありません。

　フィッティングルームも用意しているので購入前の試着もできます。さらに「人気・流行ブランドの洋服は買取でお持ちいただいた時も高値でお売りいただけます」と松井さん。

　店内にはベンチや自動販売機が置かれた休憩室があり、その中には授乳室も用意されているので、お子さんを連れて来店して安心です。3カ所合わせて260台分の駐車場を用意しており、来店客は45分間、1,000円未満の購入で1時間、1,000円以上購入と買取の方は2時間無料で利用できます。営業時間中は小田急多摩線・小田急永山駅～多摩永山店を結ぶ無料送迎バスが1時間に1～2本のペースで運行されているので、車を持っていない人でも安心して店を訪れることができます。

地域の皆さんに親しまれて21周年

　多摩永山店は、2000（平成12）年12月に「BOOKOFF 中古劇場多摩永山館」としてオープン。2010（平成22）年3月に現在の「BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山」へとリニューアルしました。「本・音楽ソフト・ゲームソフト、おもちゃ・フィギュアなどのホビー、スポーツ・アウトドア用品、ブランド品、ベビー用品、家電・楽器、洋服・かばん・服飾雑貨とそれぞれの売場に専門スタッフがいます。1つの建物に、専門店が7つ入っているような感じが多摩永山店ならではの魅力だと思います」と松井さん。

　コロナ禍の中、松井さんは最近の売れ筋について「嗜好（しこう）性が高いものが好まれているように思います。ゴルフやアウトドア、ビークルやフィギュアといった趣味に特化したものが増えてきています」と語ります。「老若男女さまざまな方がいらっしゃいますが、土日はファミリーの方がとても多いです。地元の方だけでなく、八王子や調布、川崎など半径20キロ弱からお客さまがいらっしゃいますね」（松井さん）

　ブックオフといえば、販売だけでなく買取サービスも注目のポイント。多摩永山店ではさまざまな商品の買取に対応しており、「洋服やおもちゃ、スポーツ用品、ブランド品など高額で販売する商品には市場相場に見合った、それなりの買取金額をつけさせていただいています。『これ売れるのかな？』と迷ったらお気軽にお持ちいただければと思います」と松井さん。これまで通り現金での精算に加え、「『キャッシュレス買取』という新サービスも買取も始めました。買取金額を当社のポイントや『LINE Pay』などに替えられます。査定待ちの手間が省けるので、時間が惜しい方に選んでいただけたら」と呼び掛けます。

　2019年に多摩永山店に異動し、昨夏から店長を務めている松井さん。「時代の変化に合わせた売場づくりを行いたいと常に思っています」と気合いを入れます。働いているスタッフも地元の人が多く、多摩永山という地域に根ざした店であることも特徴の1つです。「半数くらいが地元の方です。21年前のオープニングから働いてくださっている方もいらっしゃいますね」。

　多摩永山店のホームページには「これから30年・40年後も、永山のこの場所に『あるよ！』と言い続けられるように、毎日元気に頑張ります！」というメッセージが掲げられています。松井さんは「お客さまには多摩永山店を使うことが生活の一部になっていただけるととてもありがたいです」と語ります。

　営業時間は10時～20時。2階以上では、19時以降受付した商品は後日精算か「キャッシュレス買取」での精算のみとなります。