![子どもたちを前に似顔絵を描く学生たち](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1273123221_photo.jpg)
「母の日」の5月9日、そごう八王子店(八王子市旭町)で多摩美術大学(八王子キャンパス=鑓水)の学生による「似顔絵コーナー」が行われる。
同コーナーの展開は今回が初めて。「5月はこどもの日、母の日と家族向けのイベントが続くので、何か楽しんでいただける企画がないかと考えているときに『似顔絵』という意見が出た」と同店広報担当の吉田さん。学生とコラボレーションを図るのは昨年12月、各大学の学生が店内のクリスマスツリーをデザインした「クリスマスツリー大学アートコレクション」以来となる。
前回に引き続き、今回も八王子周辺の大学による協働組織「大学コンソーシアム八王子」(旭町)に協力を依頼。「『八王子には美術系の大学がいくつかあるので、学生さんに参加していただくことはできないだろうか』と相談したところ、多摩美の学生さんを紹介していただくことになった」と吉田さん。
イベントは母の日に先駆けて、ゴールデンウィーク中の今月4日・5日にも実施。3階婦人服売り場、6階紳士服売り場、7階子ども服売り場のそれぞれにブースを設け、2日間で計14人の学生が色鉛筆を使って似顔絵を描いた。「子どもを描いてほしいというお客さまが多かった」と吉田さん。描いた作品の数は130点に上るという。
子ども服売り場では子どもだけを描くケースが、その他のフロアでは家族一緒に描くケースが多かった。「フロアによって特色があって面白かった」と吉田さん。学生たちからの反応も上々。「『笑顔がうれしかった』『いつもと違う環境で楽しかった』と話していた。おしゃべりをしながらとか、子どもの相手をしながらなど、いつもと違う環境が良い刺激になったのでは」とも。
9日は6人の学生が3階・6階・7階のそれぞれのブースに登場。「お客さまにいすに座っていただき、似顔絵を描いて進呈する」。母の日のプレゼントにするために、写真を持ち込んで似顔絵を描いてもらうこともできるという。
イベントは13時~17時。参加無料。