JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は8月7日から、現在行っている「さよなら中央線201系」キャンペーンと連動し、同車両をデザインしたトレーディングカードの配布を始める。
201系は1979(昭和54)年に開発された通勤形電車。1981年(昭和56)年から1985(昭和60)年までの間に計1,018両が製造され、東京近郊では「オレンジ色の電車」として親しまれ、中央線のほか青梅線や五日市線などで使われてきた。
新型車両への切り替えが始まった2006年から徐々にその数を減らし、JR東日本管内では中央線、京葉線、外房線、東金線の4路線のみで運行している。中央線でも残っていた2編成のうち、「H4編成」が今年6月に引退。残る「H7編成」も10月17日に引退することが決定している。
この引退に合わせ、7月から「さよなら中央線201系」キャンペーンを展開する同社。今回は同キャンペーンに合わせ、同社が管轄する中央線・高尾駅~吉祥寺駅までの各駅にある、さまざまな店舗を利用した客を対象にカードを配布することにした。
「トレーディングカードは全19種類あり、表面・裏面ともにすべて異なるデザイン」と同社。カードの表面には201系車両の写真を採用したほか、「裏面は組み合わせることで中央線の停車駅案内図が完成するなど、さまざまな楽しみ方ができる仕掛けが施されている」という。期間中、1種類当たり約3,000枚、計5万7,000枚を用意し、すべての店で違う種類のカードを配る。
カード配付に合わせ、同日から「201系」のオリジナルマークを入れたデジタルムービーカメラや空気清浄機が当たるプレゼント企画も実施。9月25日~10月18日には、14種類以上のカードを集めた人を対象に、立川駅と拝島駅の各駅で特製カードホルダーを進呈する催しも予定する。
配布期間は、1期=今月7日~31日、2期=9月1日~24日、3期=10月1日~17日。八王子駅では1期と3期に配布を行い、1期ではコンビニエンスストア「NEWDAYS」で、3期では駅ビル「八王子NOW(ナウ)」の9階・10階にあるレストランで、それぞれ利用客を対象に配布する。