NPO法人「東京都ウオーキング協会」（千代田区）は9月1日、国道20号（甲州街道）の八王子から相模原市緑区・藤野周辺に至るまでのエリアを歩く「甲州夢街道ウォーク2011」の参加受け付けを始めた。

　「宿駅制度制定400年」を迎えた2001年以降、観光促進や地域活性化などを目的にさまざまな催しが行われている同エリア。国土交通省が2005年から進めている「日本風景街道」の一つに「甲州夢街道」の名称で選ばれている。

　同イベントは甲州街道の歴史と自然をウオーキングしながら楽しもうと、2001年から毎年秋に開催。「八王子、相模湖、藤野の各エリアで『甲州夢街道』という団体を作って行っているもの」と企画に携わる八王子商工会議所の担当者。今年で10回目を迎え、これまでに約8300人が参加している。

　今年は10月23日に実施。出発地点は昨年と同じ中央線・相模湖駅近くの「桂北公民館」（相模原市緑区）だが、ルートを大きく変更。「これまでは八王子を目指して小仏峠を抜ける山越えのハードなコース。お子さん連れの方などはずいぶん時間がかかった」と担当者。そこで旧甲州街道、甲州古道、陣馬街道などを巡っていく比較的フラットな約16キロのルートに変更した。「これまで参加された方にも新たなルートとして楽しんでいただける」とも。

　当日は8時30分から出発式を行い、9時から順次スタート。甲州街道の歴史や自然に触れながらゴールを目指す。今年のゴール地点は当日、「藤野ふる里まつり」が行われている藤野地区の名倉グラウンド。「早い方であれば12時にはゴールできるので、お祭りも楽しんでほしい」。ゴールした参加者には「完歩賞」を進呈する。

　参加登録料は1人300円。定員は300人。締め切りは10月14日。事前申し込みに間にあわなかった人を対象に、出発地となる同公民館で「当日申し込み」も受け付ける。参加登録料は500円。受け付け・集合時間は8時30分～9時。問い合わせは八王子商工会議所（TEL 042-623-6311）内に設けられた事務局まで。