「さよなら中央線201系」-JR東日本、4月から引退キャンペーン

6月に引退する「中央線201系」H4編成

6月に引退する「中央線201系」H4編成

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 JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は4月1日から、「さよなら中央線201系」キャンペーン第1弾を始める。

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 201系は1979(昭和54)年に開発された通勤形電車。1981年(昭和56)年から1985(昭和60)年までの間に計1,018両が製造され、「中央線=オレンジ色の電車」というイメージを浸透させた。中央線だけでなく、青梅線、五日市線などを走り、「現在の八王子支社エリア全体の『顔』となった」と同社広報担当者。今年2月には「中央線201系・愛されて30周年キャンペーン」を実施し、記念切符などを発売した。

 2006年に新型車両への切り替えが始まり、現在、JR東日本の管内で201系が走っているのは中央線、京葉線、外房線、東金線の4路線のみ。中央線では2編成を残していたが、このうち、H4編成を6月に、H7編成を夏に引退させることが決定。中央線からオレンジ色の列車が完全になくなることになった。

 キャンペーン第1弾では先に姿を消すH4編成を取り上げ、さまざまな旅行商品を販売。富士急行線・河口湖、武蔵五日市、奥多摩など「これまで201系電車が走ってきた各路線の『さよなら運転』を記念ヘッドマークをつけて行う」。5月8日には通常は一般公開されていない「笹子設備トレーニングセンター」を見学するプランも用意。H4編成としてはラストランとなる6月20日には豊田駅を出発し、甲府、松本駅までの間を往復する列車を走らせる。それぞれ「『さよなら中央線201系』特製弁当」や記念乗車券も用意する。

 キャンペーンに先駆けて3月1日から、201系をテーマにしたグッズを発売。行き先を示す方向幕をモチーフにした「方向幕ボールペン」(630円)やSuica定期入れ(600円)、携帯ストラップ(700円)のほか、5月には「201系中央線卒業弁当」(1,000円)も登場も予定。「中央線卒業弁当」以外のグッズはそれぞれ中央線、青梅線、五日市線のキオスクなどで販売されており、なくなり次第終了となる。今月下旬からは300円以上の購入客に特製トレーディングカードも進呈する。

 キャンペーンは6月20日まで。

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