JR、計画停電実施時の運転計画策定-時間帯分け、八高線など運休へ

計画停電が実施された際には運休することが決まった八高線

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 JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は6月30日、今夏に計画停電が実施された際の同社管内の路線を対象とした運転計画を発表した。

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 今夏の電力不足を見込み、経済産業省は「電気使用制限令」を発表。東京電力管内では契約電力500キロワット以上の事業者などを対象に7月1日~9月22日の期間中、平日9時~20時は使用最大電力量を昨年と比べて15%削減するよう求めており、JRでは6月24日から節電対策として「夏の特別ダイヤ」の運用を始めている。

 計画停電については4月8日に東京電力が原則不実施を発表しているが、「政府より電力の『需給逼迫(ひっぱく)警報』が発令されると、大規模停電、いわゆるブラックアウトを防止するために計画停電が実施される」と同社。

 同警報は電力の供給予備力に併せて発表されるもので、前日までに供給力の逼迫が予想された場合は前日18時、当日に判明した場合には速やかに発信される予定。警報が発令された際には既に発表されている計画停電のグループ分けに従って、9時30分~20時の間、1グループ当たり1日1回2時間程度停電が実施される可能性がある。

 同社はこれを受け、計画停電が実施された際の運転計画を策定。9時30分~20時までの間、八高線の八王子~拝島、拝島~高麗川間、青梅線の御嶽~奥多摩間、五日市線の拝島~武蔵五日市間の、それぞれについて日別に計画を立てた。

 「電気使用制限令」実施後の初めての週末となる今月2日に計画停電が実施された場合には、八高線の八王子~拝島間で9時台から12時台、拝島~高麗川間で11時台から14時台、五日市線で11時台から14時台にそれぞれ運休する計画となっている。「お客さまには引き続き大変ご迷惑をおかけするが、何とぞご理解いただきたい」

 それぞれの路線について運転計画を策定していない日はダイヤ通り運行するほか、計画停電の実施に変更があった場合は運転計画も変更することがあるという。策定期間は9月30日まで。

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