八王子市とNTTタウンページ(港区)は12月5日から、八王子市の行政情報をまとめた「くらしの便利帳」と職業別電話帳を合冊にした「『タウンページ東京都八王子市版』+『八王子くらしの便利帳』」の配布を始めた。
各種手続きの方法や施設の紹介、地域情報などを盛り込んだ「くらしの便利帳」。2年ぶりに全面改訂することを受け、今回、タウンページとの合冊を決めた。「(タウンページに)行政の情報を掲載することは他でも行われているが、『便利帳』そのものを合体させたのは都内でも初めて」と市広報課の担当者。
表紙はオリジナルで、高尾山ケーブルカーの姿を採用するなど工夫。「便利帳」には八王子のあらましや手続き、施設ガイド、防災マップなどを掲載し、「市民生活に関わる行政情報を分野ごとに分かりやすくまとめた」
発行部数は約31万部。タウンページと合わせることで、「市内の全世帯・事業所に市政情報を毎年無償で配布することができる」としたうえで、「経費節減にも大きく貢献する」とも。節減効果は印刷費と配布費を合わせて約2,700万円にもなるという。
冊子は今月27日までに市内の各世帯・事業所に無料で配布。来年1月からはホームページ「タウンページライブラリー」でも閲覧できるようにする予定。