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八王子の和食店がリニューアル-1年ぶり、落語会も開催へ

旬の地元野菜を手に持つ「八王子旬香 そめい」店主の市川さん

旬の地元野菜を手に持つ「八王子旬香 そめい」店主の市川さん

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 西八王子駅そばの和食店「八王子旬香 そめい」(八王子市千人町2)が5月29日、リニューアルオープンして1カ月がたった。

奥にはイベント時、ステージになる座敷も

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 創業から約45年の歴史を持つ同店。これまで「割烹 天ぷら 染井」として地元に親しまれてきたが、昨年7月、老朽化などを理由に建て替えのため一時閉店。今回、同じ場所での営業再開にこぎつけた。

 店主の市川さんは「以前と比べて、2階と大座敷はなくなったが席数は増えた」と話す。新店舗は、1フロアにカウンター席など36席を用意。テーブル席の奥には2つのテーブルを置いた座敷も用意されている。内装は白を基調とし、和紙を使ったアート作品を展示するなど女性客に向けたアピールも随所に取り入れたという。

 新たな「八王子旬香」という店名には、地元のものを使い、旬の香を届けたいという市川さんの思いを反映。メニューにも、地元で採れた野菜をバーニャカウダなどにして味わう「近隣野菜の盛り合わせ」(800円)を用意するなど表現している。「若い方から上は90代の方も来られるので、健康的なメニューを意識している」とも。

 客単価は3,000円ほどで、「店がきれいになったからといって、高くなったとは言われたくない」と市川さん。定食メニューでも、ぶり大根煮定食(800円)、天ぷら定食(1,000円)など全体的にリーズナブルな価格になるよう心がけているという。

 「天ぷら 染井」時代から、真打ちの落語家などを招いて一席披露してもらう「西八千人寄席」を開いてきた同店。座敷はステージとしても活用できるよう設計の段階から工夫。7月12日には、そのこけら落としとして、落語家の三遊亭兼好さんを招き寄席を開催する。開演は18時30分。事前の申し込みが必要で、木戸銭は2,000円。

 今後は寄席だけでなく、マジックショーなどさまざまな催しも行っていく方針で、「8月くらいからは月1、2回のペースでイベントができたら」と市川さん。「これからもますます地元との交流を図っていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時。

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