八王子で「多摩グローカルカフェ」 「たまりば」10周年で企画、継続開催へ

(左から)「多摩グローカルカフェ」を手掛ける長野さんと大熊さん

(左から)「多摩グローカルカフェ」を手掛ける長野さんと大熊さん

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 八王子市学園都市センター(八王子市旭町)で11月2日、「第1回多摩グローカルカフェ 『僕らのグローカル宣言-多摩地域、グローカル化の未来を形にする!-』」が開催される。会場は第5セミナー室。

「多摩グローカルカフェ」のチラシ

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 地域ブログサービス「たまりば」と市内に拠点を置く「おもてなし国際協議会」の共催で行われる同イベント。グローバルとローカルを合わせた造語で、世界規模で考え地域で活動する「グローカル」をテーマに、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックも踏まえて、多摩地域での「グローカル」の意味や役割、今後などについて考える。

 当日は多摩地域に住む外国人留学生と留学経験や留学に関心のある学生、計5人がそれぞれ5分ほどのスピーチを披露するほか、ワークショップも行って多摩地域の未来などについて議論を深める。トークセッションには黒須隆一元八王子市長とセルフコーチング協会の宍戸由希子理事長を招く。

 「たまりば」のサービス開始10周年を記念して、多摩地域の国際化や国際交流を促進しようと企画。「たまりば」編集長の大熊雅樹さんは「10年間、地域で市民活動を行っている人たちや商店街の人たち、地元中小企業などの情報発信のお手伝いをしてきた。しかし、多摩地域にはかなりの外国の方がいるが、その人たちに向けてはやってこなかった。次の10年はみんなの『たまりば』になろうということで企画した」と話す。

 今後、「多摩グローカルカフェ」は3カ月に1度のペースで行う方針。「八王子以外の多摩地域でイベントを行っていきたいし、この場で出会う人たちには多摩に住み続けてほしい。住み続けるには働く場所も見つけてあげなければいけないが、今は就職の際には都心に行かれてしまうのが現実で、多摩は選択肢にも入れてもらえていない。会社としてはそういうところでお手伝いできるはずだし、ビジネスにもつながるはず」とも。

 おもてなし国際協議会の長野岩雄さんは「オリンピックがあるということで期待して東京に来てみたら、多摩は全然盛り上がっていない。学生には大きな考えを持ってほしいし、未来のことや世界の中での役割にも気付いてほしい」とした上で、「今回は学生たちに熱く話してもらおうと思っている。ワークショップで終わらせず形にもしたい」と意気込む。

 開催時間は19時~21時。参加料は一般=500円、大学生=300円、高校生以下無料。事前申し込みが必要。

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